無糖肉
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「スターライト・ホテル」義足の男ジャッド(ネヴィル・ブランド)の詩
ツバメがスを作り、卵がかえり 子が育つとき一羽だけ巣立たない雛がいた その子は巣のヘリに捕まり静かに毛繕いをし 一人ぼっちで鳴きもしない 稀に親ツバメが巣の廻りを旋回し 翼を開かせようと促しても雛は首をくるくると動かすだけであった しかしその雛は生まれた子供の中で一番体格が良く、 まるまると太っているのであった 雨の中巣から一点をただ見つめる雛ツバメ 微動だにせず、飛ばないことを選んだのか 重たい翼が開けないのか 時折親ツバメが餌を運んでくるツィツィと鳴く雛ツバメ
今日が夜で良かった 明日でもなく昨日でもない今日が夜で良かった それだけでたまに救われることがある 今日が夜で良かった 明日でもなく昨日でもない 今日が夜で良かった
言葉の使い方は難しい ちょっとした事で傷つけたり怒らせてしまう