10.文系SE奮闘記

システムエンジニアをしています。5年目です。
ECサイトのフロント担当として日々頑張っています。
普段趣味の話をパッション一点で書いていますが、たまには仕事の話を書いてみようと思います。

チームでは最若手なので自称永遠の若手としてずっと仕事をしていましたが、部には毎年後輩が入ってきますし、リーダーという役割をもらって協力会社の方を下につけて仕事をするようになったのでさすがにもうそろそろ下っ端顔ができなくなってきました。

もともとは文系大学に通っていてプログラミングは授業で少しHTMLを習った程度だったのでSEではなくシステム営業をやろうと思い就活をして今の会社に入りました。気づいたらエンジニアになっていました。(志望して変えたので不本意とかじゃないです)

私の会社では基本的に3年目まではOJT制度があって特定の先輩と一緒に仕事をするのですが、私の場合は配属されてからすぐにお客さんA社のプロジェクトが燃えに燃えていたため別のお客さんB社を担当していた先輩とは離れて炎上プロジェクトに回されました。
数か月後に別の部署からテスト要員として先輩社員がヘルプに来たのですが、私はその先輩社員のとりまとめを頼まれました。この時点ではまだ碌に開発作業もできず、ただひたすら先輩社員に実施していただいたテストをまとめて開発担当者に不具合を教えるだけの人間でした。新人なので当然仕事は遅いのですが炎上プロジェクトなので残業時間は増えていきます。23時まで仕事して残っている女性社員(やさしい)に声をかけてもらった結果涙が止まらなくなってしまったこともありました。

2年目になってA社の炎上プロジェクトからは離れたのですが、やはりOJT制度で一緒に仕事するはずの先輩とは別の新しいプロジェクトC社を担当することになりました。別の先輩の下について仕事をしていたのでまだ1年目よりは仕事しやすかったのですが、このプロジェクトで担当しているお客さんのサイトがローンチされてこれから安定稼働に向けて頑張るぞ!というタイミングで先輩が転職のため退社しました。私のチームリーダー人生はここから始まりました。
チームリーダーとは名ばかりで1人でC社のフロントの保守を担当していて「そもそも保守って何するの?」という感じで手探り状態だったのですがローンチ直後なので不具合もたくさん出てきます。PMはフロント作業をまったく知らないおじさん社員、A社B社のフロント担当の先輩社員はC社特有の機能を知らない、という「私は誰に相談したらいいの?」状態になってしまい、入社時から少しずつ増えていた体重がこの時期にストレスからの暴食によってさらに10kg以上増えました。この頃は実家に帰るたびに母に「あんた太りすぎやで」と言われて痛いところを突かれまくりました。

さらに2年目の後半からB社の保守も兼任することになりました。ようやくOJT制度の先輩と一緒に仕事できるようになる!と思ったのですが、先輩が担当していた仕事が私に回ってきて先輩は別のお客さんD社を担当することになりました。要するに「私は誰に相談したらいいの?」状態が2社になっただけです。少しずつ保守とはこういうものだと掴めてきたのでまだ暴食せずに済みましたが、どう考えても2年目のやることと違うやんか(怒)という気持ちでした。

この2社兼任の状態で1年ほど過ごし、そのうちC社の担当を離れて代わりに開発業務を担当することになりました。
システムエンジニアとなって約3年、これまで調査でしか見てこなかったJavaを触ることになったのですが、先輩たちは先に開発業務を担当してある程度の技術をつけてから保守業務や新しいお客さんのシステム構築を実施していくのですが、私は逆に開発を入社直後の研修以来まったくやっておらず3年目なのに技術ゼロだ!やばすぎ!とめちゃくちゃ焦りました。ただしこれまでと違って技術力ありありの先輩たちが何人もチームにいます!わからないことを気軽に聞けるだけでとても救われました。

ここから2年ずっと現状維持という感じでしたが今年度に入って開発担当の先輩たちがプロジェクトを離れて行ってしまい、フロント開発は私と協力会社の方2名の計3人になりました。協力会社の方たちは年上で開発力においても私より断然上です。正直今でも私の技術力は6ぐらいです。ポケモンでいうとギリ最初のジムを突破できるくらいです。そんな私ですが協力会社の発注元であるという一点のみでリーダーになってしまっています。
基本的にはホワイト企業なので1年目の炎上プロジェクト以来残業時間は少なく月に20時間もないことがほとんどだったのですが、諸先輩方の業務を引き継ぎまくった結果21時まで仕事をすることも多くなってきました。テレワークで通勤時間がないので炎上プロジェクトの頃よりはプライベートの時間は取れますが。

最近は見積もりや設計を担当しているのですが、設計した内容を開発担当の協力会社の方に説明する機会が最近よくあります。そのたびに発生する語彙力なさすぎ問題。話したいことは頭にあるのに言葉が追い付かず、昨日も設計内容を説明する機会がありましたが「すみません」を恐らく1時間に20回くらい言っていました。「(説明)分かりにくいですよね・・」も7回くらい言ったと思います。

このnoteでも言いたいことはあるものの頭の中をどう説明したらいいんだろう!と思うことがよくあります。こんな感じなので今になって思うのは「まじで営業にならなくてよかった~」です。
語彙力と話を組み立てる能力が欲しい。

思っていた着地点と違う文章で終わりましたが、文系出身でSEは楽しくできています。今のところ転職する気もありません。
これからも仕事を頑張りつつ趣味人間として生きようと思います!