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VIDEOPHOBIAの奇妙さ
宮崎大祐監督作品『VIDEOPHOBIA』は事前情報を仕入れて鑑賞すると、一層奇妙な映画に映る。
私も公開時に注目していて、見に行きたいと思いつつ見れなかったので先日U-NEXTで鑑賞した。
それなりにあらすじも知っており、予告編を見ていた。
鑑賞者が知るべきとされるその手の情報を仕入れると大体その映画がどのような映画かは分かるものである。それが分かるのに映画ファンかどうかに関係ない。広告はイメー
ゲームと攻略と集合知
ゲームの攻略って集合知ありきだよなと思う。思った。ありきではないと思う実際には。
社会活動はしばしばゲームに例えられる。就職活動はゲームとか営業活動はゲームとかそういうやつだ。こういうことを言う時にたいていはゲームであることよりもむしろゲームであるから攻略法があることの方が強調されていると思う。
ゲームに攻略法があるとすればそれはゲームが「可変かつ数量化可能な結果」と「結果に対する価値設定」、
The Last of Us(初代)レビュー ゲームにおいて選択できること、できないことあるいは暴力の必然性
このゲームで最後に操作することになるキャラクターはエリーである。そこに選択の余地はない。
ゲームにおいて選択できるものを考えるときに真っ先に浮かぶものは攻略である。教科書のような攻略がある一方でプレイヤーそれぞれが個性的な攻略を生み出すことも可能である。
ゲームのいわゆる自由度の上昇は攻略の多彩さをもたらした。先に進むために様々な道が用意された。敵を倒すか倒さないか、右の道から行くか左の道