体力の衰えとTRPGの面白さ

2014年05月23日12:52

 日によって調子の良し悪しは違っていて、それが何に起因するのかいまいち原因が掴めずにいた時期がありました。
 いまは明確に週末になると気怠いと実感できるあたりから、加齢に伴う体力の衰えを感じます。
 週末だー!という解放感の表現方法にも衰えを感じるので、栄養剤や漢方のたぐいではなく、未だ体験していない分野の開拓で体の電気信号に刺激を与えていきたいですね。

 5月の前半にPL参加しているキャンペーンで、他のPLの動向やセッション後に掲示板へ書き込まれた感想などから思うところがあり、色々と思考を巡らせていました。
 行きついた先は、毎度お馴染みの「TRPGの面白さ」です。

 まず、疑問を得たのは、セッション中は楽しめているのに、感想として「面白かった」という言葉が出てこない自分自身の心の在り様です。
 あえて取り繕うわけでもない環境(卓)ですので、面白くもなかったものに「面白かった!」と述べるつもりもありませんが、別段つまらなかったわけでもなく、間違いなくセッションを楽しめていると感じているはずでした。
 その卓以外でもTRPGは長く遊んでおりますから、こういった自分の挙動(在り様)には何度も思い当っています。原因は特に考えたこともなく、それはそれでいいかなと、必要だったら取り繕ってでも「面白い」と述べればいいまでのお話しですから、特に深く考えるまでもありません。

 世間様を見渡しますと「面白かった!」と積極的に発信していくさまは技術として認識されておりますし、あるいはモラルとして存在しているようにも思います。
 ここらへん、「マメな人間ほどモテる」という構造に似ているような気もしますが、あえての言及は避けましょう。
 僕も信頼関係の出来上がっていなかったり付き合いが少ない面子に対しては、積極的にそう述べていっております。

 では、なぜ今回、冒頭で疑問を抱くに至ったか、ありていに言えば「油断」でしょうか。
 なぜ油断をするのかといえば、人間関係であったり、セッションの内容であったり、その日の体調であったり、人間ですからさまざまな要因が油断につながります。
 もちろん、そんな油断を理由にして開き直るなど言語道断ですし、別に開き直ってもいいかなとも思うのですが、僅かなりとも責任のある立場な人間(交友関係内の年長者であったりと権威を有する)であれば、やはり前者の言語道断とするのが適切でしょう。
 そんなように考えて自分を追い込み苦痛を感じるような場合は、ストレッサーへの対処として、何らかの方法はとりますし、まず余裕のなくなる前に様々な調整(心も体も社会的にも)を行っていくのが立派な大人の在り方でもあるという前提があってのことと思います。

 今がその調整を必要とする時期で、体力の衰えを感じるほどに息つく暇のないめまぐるしい季節を駆け抜けていたのだと気付かされました。

 いつも他人様に、「休みなよ」「ゆっくりとやりなよ」「別のコンテンツにも触れなよ」などなど声をかけてきましたし、自分自身それを心がけておりましたが、それでもなお油断が生じる程度には余裕がなくなりかけていたのでしょうね。
 あるいは、そういったものも迷惑千万ですがセルフケアの一種だったのかもしれません。
 そんなものをセルフケアだなんて言葉でくくってしまうのは暴言ですので、もうちょっと厳しく締め上げたいと思います。
 やはり、いわゆる、ただの、油断からなる暴挙です。

 僕だけが楽しむためには別に努力はいりません。
 努力はこれまでの人生でたくさんしてきましたし、これからもしていくでしょうけど、このコンテンツに限ってはあえて言葉に出すほど意識するほどのことではなく、そんなものは努力とは呼ばないのでしょう。
 何と呼ぶのかもわかりませんが、こだわるものでもないので割愛します。

 みんなで楽しむためには、気を付けることがたくさんあります。
 すでに無意識で行っていて言語化しづらいものも含めて、時代が移り変われば遊び方も変わり、変化に順応したり新しく生み出したり固持したりと大変です。
 ずっと同じ場所に留まるには、自分自身の貪欲さが邪魔をしてしまいとても難しいですからね。
 もちろん、それが許される環境もありますけど、変化してしまった自分は、同じ場所に留まろうとしても、何か違和感を感じてしまうことがしょっちゅうあります。

 ざっと書き上げて、「TRPGの面白さ」と前置きして述べたほどには大して的を射ておりませんね。
 いつもなら、考え直して「油断」とでも表題を書き直すのですけど、「油断」だと下を向いてるような気もしますし、実のところそればかりではないので(書くのに飽きて色々と割愛してます)、あえてTRPGを楽しみたいと前を向く気持ちで、「TRPGの面白さ」と変えずにおきます。

 いつか読み返した時の道しるべになるといいなあ。
 あるいは全くの別の何かになってしまうのか。

 ともあれ、気持ちを切り替えて、色んな人と接していきたいですね。

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