関節リウマチの看護のポイント

今回は関節リウマチを患っている患者さんを看護するポイントを紹介していきます。

1つ目は、疼痛緩和のサポートです。
関節リウマチは、関節や筋肉などに強い痛みを感じる病気です。
そのため、患者さんの痛みの程度や特徴を正しく把握してくことが重要となります。
加えて、適切な治療薬を提供し、患者さんが感じる苦痛を少しでも和らげることができるようにサポートしなければなりません。
また、リウマチは気象の影響を受けて症状が変化するケースもあります。
そうした状況を防ぐためにも、室内の温度や湿度を一定に保つようにするのも大事です。

2つ目は、活動管理です。
患者さんが理学療法士などとともに運動や活動を行う場合、疲れを残さない程度に取り計らう必要があります。
そのために、患者さんの日常生活の活動評価を適切に行い、適したリハビリテーションや運動療法の計画を立てることが大切です。

3つ目は感染予防です。
患者さんの中にはステロイド剤や高免疫抑制剤などを服用している方もいます。
そういった方は、免疫機能が低下しており、身体が非常に菌やウイルスに感染しやすい状態であったりします。
それを踏まえ、感染症対策をしっかり行う必要があります。

4つ目は心理的なサポートです。
関節リウマチを抱える患者さんは、通常通りに日常生活が送れなくなったり、大きな苦痛を伴ったりと、心理的ストレスが溜まりやすい状況にさらされます。
こうした状況を理解したうえで、看護を行う際は、肉体的な部分だけでなく、心理的な面にも十分に配慮しながら寄り添うことが欠かせません。
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