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ヘリオとジオの感覚

ヘリオセントリックは太陽中心、ジオセントリックは地球中心のホロスコープ です。
巷でよく見るポピュラーな星占いのほとんどが地球中心のジオセントリックです。
というのも、それらの星占いのいろいろなルールができたのは天動説の時代(中世ヨーロッパあたり)だからです。

いまや地動説が常識なわけですが、地動説的な星読みである「ヘリオセントリック」と天動説ベースの「ジオセントリック」の使い分けについて、私個人が感じたことを書いてみたいと思います。
(断定口調で書いてますがあくまで私の感覚を言葉にしています。)


ヘリオにおいて、地球は「自分自身」を表します。
それは地球中心のホロスコープであるジオにおいても同じで、ジオの世界観は「自分中心」です。全ての天体(や事象)が自分中心に回っています。
自分を中心に世界が展開されているとき、それらをどう御するのかというのがジオの星読みです。

一方でヘリオの中心は太陽であり、地球は太陽系の一部にすぎません。
いうまでもなく自然は人間の力で制御できるものではないので、自分中心のジオ的な生き方だけではいずれ限界が訪れます。
いくら能力を磨いたり知識を得たりしても、その中心が自分である以上はどこかで行き詰まったり、おかしな方向に行ってしまったり、振り回されて疲れてしまったりします。
まず大きな太陽系という自然の流れの中に地球があり、そのさらに小さな一部として自分があります。

しかし私たちは地球に肉体を持って生きていて、地球ルール・人間ルールという縛りの中で生きていかなければならないという事実は変わりません。
地球ルール・人間ルールはローカルすぎるので、太陽や宇宙にとってはあまりに細かいため苦手な分野もあります。たとえば人間関係やお金などです。
これらも全て自然の一部として操縦を放棄できるほど、このルールと人間は成熟していません。ある程度、現場の実態に即して調節することが必要になってきます。

そうしたローカルルールを渡っていくにあたって使うのがジオセントリックです。
ただし従来のようにジオ単体で使うのではなく、ヘリオという大きな流れでは対応できない部分を補うためのジオです。

自動運転の車もある場所では完全に車が自動で運転してくれますが、もし現場が事故で通れなくなっていたりしたら手動での運転が必要になったりしますよね。
そんな感じで、大筋はヘリオの大きな流れを使い、現場(地球や人間社会)での細かい対応はジオを使う。そのような感覚です。


余談ですが最近自分の感覚を言葉にするのが以前よりヘタクソになってきている気がします。
それは自分が受け取る感覚領域が広がったのと、言葉にすることへの前向きな諦めどっちもあります。

私自身、ジオの出生図ではバリバリ水星が強くて言語化という道具をひたすら磨いていたのですが、それも感覚で受信したものを言葉に当てはめるという訓練でした。まず感覚ありき。
ヘリオでは水星よりも金星がバリバリに強くてじっくり感じることが第一なので、そもそもは言語化を大して必要としてなさそう。地球ルールで生きていくための私の武器がそれだっただけということでしょう。
なのでそろそろジオ的な自我は緩めていこうかなあと。言語化ヘタクソでもいいじゃない。それが私だもの。

サビアンシンボルも調べてみるとおもしろくて、私のAsc射手座11度が刺激されまくってます。

(Ascって「外面」「人から見た第一印象」を表すらしいけど、私の感覚では“行動原理”のような感じ。第一印象で「アクティブ」と思われたことはほぼない。)


ちなみに、ヘリオについてはこちらの講座で勉強させていただいたので、もし興味ある方はどうぞ。無料なうえ変な勧誘とかはないですが、最後に有料講座の案内があるので流されやすい方は気を付けてください。
講座動画が見れる期間が3日間だけだったりするので、そこも注意。


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