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INFJはレアなタイプではないのでは?

自分が16PersonalitiesによってINFJ-Tであることを認識してから、それがどういったものなのか、いろいろと調べてみた。
INFJという4文字を見慣れている人には、もはや当たり前なのだろうけれど、一応それぞれの機能要素は以下のようになる。

  • 優勢 内向的直観 Ni

  • 補助 外向的感情 Fe

  • 代替 内向的思考 Ti

  • 劣勢 外向的感覚 Se

それぞれがどういったものなのか等はインターネットで調べれば、それこそ玉石混交ではあるが考察や説明しているサイトは山のように出てくるし、私の解釈がどうなのかというのはこの記事では割愛する。

さて、私には「INFJはレアタイプであるというのは誤解なのでは?」と感じる瞬間が少なからず存在する。
事実かどうかはひとまず横に置いておいて、個人的には、別に珍しくないのでは?という感覚である。自分自身がINFJとして発信していたり、関連する記事を見たりすることで、noteなどのアルゴリズム的に候補として多く上がることを考慮しても、だ。
(INFJがインターネット上で発信しがちという可能性もあり得る)
もちろん、16PersonalitiesでINFJというタイプの説明の出だしで

提唱者(INFJ型)は最もまれな性格タイプですが、社会に大きく影響を与える人たちでもあります。

16Personalities 提唱者
https://www.16personalities.com/ja/infj型の性格

といった具合で書かれていることもあって、それを一種のレアなタイプとして認識させるような形になっているのが要因なのは間違いない。

でも、実は16Personalitiesのサイトで見ると、日本ではINFJ-Tが4.97%で4位、INFJ-Aが1.82%で23位らしく、集計してみると下図のように5番目に多いタイプなので、これだけを見ると希少であるとは言えないのではないかと思う。
もちろん、この結果は16Personalitiesの性格診断テストをやった人というバイアスがかかっているし、上位にいるタイプの人達がこういう性格診断テストに興味を持ちがちであるという面もあるだろう。
対象を全人類に広げて統計的に考えると変動する可能性は高いし、実際のところ、レアタイプなのだろうけれど、ある意味でこの結果からはINFJは現実と比べるとnote含めインターネット上が心地いいと感じていると言えるかもしれない。
(ちなみに、16Personalitiesの性格診断テストで、全ての項目に対して真ん中で回答すると-Aと-Tの差を含めた32パターン中の圧倒的1位(12.91%)であるINFP-Tになることを追記しておく。まぁ、こういう本来の目的に反した利用者がいる可能性もある程度考えるべきかもしれないけれど)

16PersonalitiesのJapan Personality ProfileにあるTop personality typesを元に集計

自分自身、INFJであることをプロフィールに書き、タイトルにINFJを含む記事を書いたり、事あるごとに記事にINFJのタグを追加しているので、「最もまれな性格タイプ」という文言を真に受けて踊らされた人間であり、他人のことを言えた義理ではないのは百も承知だが、この記事も含め、INFJに興味がある人に読んでもらえたらいいなぁという薄らとした期待の表れであるということでご理解いただきたい。

とりあえず、結論としては、
16Personalitiesに限らず、性格診断の類については、用法・用量を正しく守ってお使いください
ということに尽きる。

ちなみに、自己評価ではINFJ-Tと判定されたが、ここ十数年で1番長く一緒に過ごしている妻が私のことを見た場合はどうなのか?というのもテストしてもらい、それでもINFJ-Tだと判定されたので、自他共に認めるINFJ-T人間なのだろう。
というか、妻の私に対する解像度が高いとも言える。
ちなみのちなみに、妻は自己評価でESFJ、私から見てESTJだったのでまだまだ妻について理解を深める余地があるな、とも思った。
(そもそも、他人に興味がないという自分自身の性格もあるので、常々そこは改善点だと思っている)


これ以降は完全に蛇足。特に読む必要はないが、一応、書いておいた方がよさそうだな、と思ったので書いておく。

調べていく過程で、16Persobalitiesの性格診断テストに対して日本MBTI協会がサイト上で名指しで注意喚起していることも知ったし、元も子もないことを言ってしまえばMBTIだってユングのタイプ論を元にした性格検査でしかない。MBTIは国際規格で認められた有資格者による性格検査を指していて、その国際規格とやらがどこまで学術的に正しいものなのか、検査の有資格者がどこまで公平公正に検査できるのか、などなど疑問符は付く。
もちろん、日本MBTI協会によるセッションの方が、16Personalitiesのようなボタンをクリックするだけで判定される検査よりは精密なのだろうとは思うが。
MBTIに限らず、16Personalitiesなどの性格診断などに言えることだが、その診断結果が全てではなく、あくまでも「そういう傾向があるかも」くらいの感覚で捉えるべきだろうし、日本MBTI協会でも以下のように述べられている。

MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)は、個人をタイプに分類したり、性格を診断したりすることが目的ではありません。回答した個人一人ひとりが、自分の心を理解するための座標軸として用いることを最大の目的にしています。

日本MBTI協会 MBTIとは 
https://www.mbti.or.jp/what/

そういった意味では、日本MBTI協会のサイトのトップにある「こころの利き手を見つけよう」という表現は言い得て妙だなと思う。
まぁ、そういったことも含めて、インターネット上のテストよりも日本MBTI協会の有料の公式セッションの方が正確であるとかではなくて、あくまでもそれぞれが別物として存在しているに過ぎない。
まぁ、日本MBTI協会が注意喚起しているように、16Personalitiesなどの結果をMBTIの結果と認識するのは間違いというくらいの認識はあっていいと思う。

以上を踏まえ、私が述べているINFJというのは全て16Personalitiesによる結果である、ということを改めてここで念押ししておく。
そして、INFJに限らず、全ての人間が生きやすい環境で生きていくことができることを切に願う。
(INFJらしく最後はかなり抽象的で理想主義的なことを書いてみた)

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