かっこいいディミトリ

【青獅子の学級編】ファイアーエムブレム風花雪月登場人物紹介記事【ルーヴェンクラッセ】

このページではファイアーエムブレム風花雪月に登場する青獅子学級の登場人物を軽く紹介。
できる限りネタバレをしないようにするので(特に物語の根幹に当たる部分や2部全体について)、既プレイの方には物足りないが、あくまで未プレイの方が学級を選ぶ参考になればと思い制作。
彼らの性格や生い立ちの他に、彼らのユニットとしての性能を載せているので、まともな育成方針について把握しておきたいのであればそこも読んでほしい。

青獅子の学級とは?

読みはルーヴェンクラッセ。崇高な騎士の国「ファーガス神聖王国」出身の人たちが通う学級。青獅子の由来は王国初代国王が獅子王と呼ばれていたことに由来している。幼馴染であったり、昔からの学友であったりと、他学級に比べてアットホームで、クラス仲が良い。悪く言えば共依存気味。また、真面目な性格の人が多く、どちらかというと真面目過ぎるが故のボケとかも多々見られる。

ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッド

ディミトリ

CV:石川界人

青獅子学級の級長を務めるディミトリ。パッケージでは左側で槍を構えている。
作品開始時点で年齢は17歳、身長は180cm。生年月日は帝国歴1162年12月20日。ブレーダッドの小紋章を宿している。ファーガス神聖王国の第一王子、つまり次期国王であり父は先王のランベール。ただし作品開始より四年前の「ダスカーの悲劇」で父親、継母、友人のグレンを亡くしている。
正式な場などでの一人称は「私」だが、学友と話しているときなど砕けているときは「俺」。二人称は「お前」、ときどき「貴様」。
滅多に怒らず、生真面目礼儀正しい。まさに騎士道をその身で表したような男だが、ときどき影を見せる。
また、見た目からは窺いづらいが、怪力不器用。時々怪力ジョークを飛ばすが、その生真面目な性格から本気にとらえられて命を乞われたりする。
ユニットとしてもパワー型。青獅子学級のゴリラとも呼ばれている。得意技能は剣術、槍術、指揮で、苦手技能は斧術、理学。才能開花に馬術がある。技と速さも成長率は高い。オススメは槍を鍛える職種。HPの育ちやすさがやや低めの魔防を補ってくれ、前線かなり活躍してくれる。馬術を才能開花させてソシアルナイトやパラディンとして活躍させるのが吉か。ただし速さが育ちにくくなることだけは注意。そこを嫌って中級職の間は剣術を鍛えてロードにするのも一手。

ドゥドゥー=モリナロ

ドゥドゥー

CV:高橋英則

年齢は18歳で身長は204cm(生徒では最高)、帝国歴1161年の8月31日生まれで王国より北、ダスカー出身。
ディミトリに忠誠を誓っており、他学級への引き抜きは不可。一人称は「俺」。
いかつい見た目で寡黙だが温和。趣味が園芸であり、温室のチュートリアルも彼の依頼から。得意なことは家事全般で料理もうまい。ダスカー人は「ダスカーの悲劇」以来差別的な言動をとられているが、彼自身は言わせっぱなしにしている。むしろ彼につるむ仲間たちに「変な噂が立つから絡まない方が良い」と心配する始末。主君のディミトリとは違った方向で不器用
ユニットとしては物理盾、守備ゴリラとも。槍術、斧術、格闘術、重装が得意技能で、苦手技能は信仰、馬術、飛行。守備の成長率が高く、持ち前の斧術と重装、待機するだけで守備の上がる個人スキルからアーマー系を育てるのが自然か。ただ、アーマーの最上級には苦手な馬術も伸ばさなくてはいけなくなるので、格闘術を伸ばして攻撃を伸ばすのも一手。その場合、伸びにくい速さもスキルなどで強引に補うことができる。

フェリクス=ユーゴ=フラルダリウス

フェリクス

CV:帆世雄一

年齢は17歳、身長は174cm、生年月日は帝国歴1163年の2月20日。フラルダリウス公爵家の嫡子であり、フラルダリウスの紋章を宿している。兄のグレンを「ダスカーの悲劇」で亡くしている。
ディミトリとは幼馴染の関係だが、ある時から彼のことを猪と蔑称している。
皮肉屋努力家というツンデレ。特に剣の技能を鍛えるため常日頃から訓練を欠かさず、戦闘をとても好む。硬派だが、女性とのハプニング系のフラグを立てがち。甘いものが苦手だが支援会話では度々甘いものの話が出てくる。
ユニットとしては近接戦闘のエキスパート、剣ゴリラとも。力と速さ、そして技の成長率が高い。得意技能は剣術、弓術、格闘術、苦手技能は理学と指揮、うち理学は才能開花できる。守備は心もとないが、外伝クリア報酬の専用盾である程度は補える。あるいは踊り子を習得させて回避盾として運用するのも手か。先述の通り力、技、速さが高いので非常に攻撃性能が高い。格闘術が得意なので剣闘士方面で近距離特化にするもよし、剣術と弓あるいは才能開花した理学で遠距離もこなせるようにするもよしといった具合。ただし指揮が苦手なので騎士団によるステータスの底上げはあまり不向き。破格な性能の計略が打てないのも弱点ではあるが、それでもなお強いユニットではあるので青獅子学級を選んだらどんどん育てていきたいユニット。

シルヴァン=ジョゼ=ゴーティエ

シルヴァン

CV:古川慎

19歳。身長は186cmで、生年月日は帝国歴1160年6月5日。ゴーティエ辺境伯の次男でゴーティエの小紋章を宿している。紋章を持たないがゆえに廃嫡された兄、マイクランがいる。
個人スキルの通り女好きで、彼の支援会話では女性関係のトラブルの話が絶えない。一方で頼れる兄貴分的な一面もあり、周りをよく見ている。特に幼馴染であるディミトリやフェリクスに対して兄貴面することもあるが、二人からよく女好きなところや夜遊びするところは注意される。
顔が良いことに加えて頭の回転も速く、趣味は盤上遊戯がある。フォドラ北方にあるスレンから王国を守る位置にあるゴーディエ家の領地が寒いこともあってか、暑いところが苦手。
ユニットとしては万能型。得意技能は槍術、斧術、馬術、苦手技能は弓術で才能開花に理学がある。力、速さ、守備がよく成長する。一見すると騎兵が楽に思えるが、騎兵ユニットは速さの伸びが悪いので、最終職までは騎兵を我慢するのも手。理学や信仰を伸ばして魔法職にするもよし、馬術を諦めて飛行職にするもよし、いっそ重装や格闘術を伸ばすもよし。何でも卒なくこなせるので、器用貧乏にならないことを意識して、育てる方針をしっかり固めて全体の足りない部分を職種にするといいだろう。
余談だが、女主人公の場合、無条件でスカウトできるので、黒鷲学級や金鹿学級を選んだ方は弓以外なら何でもこなせるシルヴァンを是非スカウトしてみてはいかがだろうか。

アッシュ=デュラン

アッシュ

CV:井上雄貴

16歳で身長は164cm、帝国歴1163年の10月17日生まれ。王国南西のガスパール領、ロナート卿の養子で元々は平民、というか貧民。
自分を拾ってくれたロナート卿に恩義を感じている。騎士に憧れており、趣味の読書の書物の中では特に騎士道物語が好み。普段は人当たりが良く真面目な性格だが、騎士道物語が絡むと暴走する。
ユニットとしては技や速さメインの弓兵。得意技能は斧術、弓術で、苦手が理学。才能開花は槍術。個人スキルの「生きるための知恵」は戦闘に関わらないが飛行や馬などの機動力がある職種と相性が良い。攻撃が伸びづらいので斧を鍛えて攻撃を補強するとかなり安定する。槍術の才能開花が騎乗職との相性が良いので、早いうちに開花させておきたい。単純に弓職が強いので早いこと上位の職に就けたいが、最上級のボウナイトは性能と引き換えに成長が悪くなるのでボウナイト前に育て切っておきたいところ。

イングリット=ブランドル=ガラテア

イングリット

CV:石見舞菜香

年齢は17歳にして、身長は165cm。帝国歴1163年の1月4日生まれ。ガラテア伯爵家の令嬢で、ダフネルの小紋章を宿している。
ディミトリ、フェリクス、シルヴァンとは幼馴染で、特にシルヴァンを説教することもしばしば。フェリクスの兄であるグレンは許婚であったが「ダスカーの悲劇」によって死別している。そのためダスカー人に苦手意識がある。
騎士に憧れがあり、生真面目と評されているが、食べ物、特に肉に目がない。これは彼女の実家は貴族であれど、領地があまり肥えていないことに由来する。その貧乏のせいか化粧をしないが、様々なキャラからかわいいと言われ、度々化粧をするよう促されている。
ユニットとしては魔法を殺せる飛べるゴリラ。剣術、槍術、馬術、飛行を得意としており、才能開花や苦手技能はない。速さが伸びやすい。ステータスが全体的に高い位置でまとまっており、歩兵騎兵飛行兵魔法それぞれしっかり育成すれば何でもこなせる。剣を持って速さを生かすもよし、槍を握って馬や飛行として縦横無尽に機動するもよし、本職には劣るが杖を握らせ魔法職とするもよし。ペガサスナイト適性が高いので回避盾として運用することも可能。強いて言うなら力が多少不安だが持ち前の速さによる手数で補える。
青獅子学級以外を選んだ場合、彼女のスカウトの難易度がやや高いのでそこばかりは気を付けるべし。

アネット=ファンティーヌ=ドミニク

アネット

CV:田中貴子

帝国歴1163年5月9日生まれの16歳、身長は151cm。伯父にドミニク男爵がおり、父親はセイロス教の敬虔な信者で王家の騎士であるギュスタヴ。ドミニクの小紋章を宿す。愛称は「アン」
3年前に父親が失踪して以来叔父の元にお世話になっており、王都の魔道学院を優秀な成績で卒業している努力家。士官学校へはその魔導学院の推薦で入学している。性格は明るく快活だが、空回りも多く、いわゆるドジっ子。家事全般を趣味としているが、料理と背丈的に高いところの掃除がダメ。また、彼女を語る上で欠かせないのが趣味の創作歌。過激な歌詞と変わった踊り、癖になるメロディーで一部の男子を悩ませる。
ユニットとしては斧を取りまわせる魔法使い。斧術、理学、指揮が得意で、重装と弓術が苦手。魔力と技が伸びやすく、覚える黒魔法は軒並み命中に優れる。高命中は特に高難易度でやる時は頼りになる。個人スキルで応援ができ、指揮をあげるとさらに応援スキルを覚えてくれるので味方ステータスの補助としてはかなり優秀。他学級の魔導士は軒並み優秀なため、多少見劣りするが、魔導士としての取り扱いも申し分ない。斧は得意だが、力の伸びは良いとは言えないので、魔法で攻撃する魔法武器以外は勧められない。逆に魔法武器運用を前提とするのであったら機動力と武器の射程が高い飛行職の評価が高い。素直に運用しようとするとあまりよく育ちはしないので、育ちやすい魔力を生かせるよう魔法職として、少し変わった育成を試みたいのであれば物理職として運用するといい。

メルセデス=フォン=マルトリッツ

メルセデス

CV:花守ゆみり

22歳と生徒では最年長。身長は169cmで帝国歴1157年5月27日生まれ。ラミーヌの小紋章を宿している。愛称は「メーチェ」
アドラステア帝国マルトリッツ男爵の娘ではあるが生まれる前に家は取り潰され、バルテルス男爵家と母親は再婚。2歳差で紋章持ちの異父弟エミールが生まれるが、用済み扱いされ、母親とともに王国の教会へ。王国の豪商に引き取られ、現在へ。エミールは現在行方不明。と、複雑な家庭環境を経て平民となっている。
王都の魔導学院で勉強していたためアネットとは親友の間柄。育ってきた環境のなか、母を救ってくれた司祭に感銘を受け、教会の修道士に憧れている。おっとりとした性格で、口癖はあらあら~。包容力はあるけど、結構ズバズバ言うところもある。運動は苦手。
ユニットとしては回復ゴリラ。理学と信仰が得意で、剣術、槍術、斧術、重装が苦手。才能開花は弓術。魔力、魔防の魔法系二つのステータスが伸びやすく、あとは技や魅力も伸びやすい。回復役として覚える技が優秀で、確率で発動して白魔法の使用回数を増やすラミーヌの紋章、個人スキル「奉仕の喜び」は味方に回復を使ったときその分自身も回復と、回復役として高い継戦能力を誇る。魔法職として育てたときが鉄板なので、物理職にしたりするとどうしても見劣りしがち。一応弓の才能開花を持っているが、魔法弓用だと思っておいた方が良い。
ヒーラーとしては非常に優秀なため、他の学級にも欲しいが、彼女のスカウトには弓術を要する。剣が得意な主人公をアサシンにするのであれば育てる余地ありか。

キーワード「ダスカーの悲劇」

帝国歴1179年、第1部の4年前に起こった虐殺事件
ファーガス神聖王国の隣国であるダスカーで会談のために赴いたファーガス王や将兵などを何者かが襲撃する。これにより王国は犯人とされるダスカー人を人種ごと虐殺。物語時点でわずかな生き残りもダスカー人であるというだけで迫害されている。
これによりディミトリの父であり、時のファーガス国王だったランベールが死亡。空位となった王の座に継承権があるディミトリが未成年のため、摂政にディミトリの伯父リュハスを据える。騎士の王としての評価が高く、強いカリスマ性で国を治めていたランベールに比べ、紋章を宿していないリュハスの政治手腕は良いと言えたものではなく、王国の治安は悪化の一途をたどっている。
ディミトリもこの事件で襲われるが、フェリクスの兄で王家の騎士であったグレンが命を落として庇われる。グレンの許婚であったイングリットはその訃報を聞き、しばらくの間引きこもる。
また、ドゥドゥーは王国軍によって殺されそうになるが、ディミトリが庇って重傷を負う。ドゥドゥーはこのことで彼へ忠を誓うようになる。
また、ダスカーの悲劇に負い目を感じた王国の騎士ギュスタヴがダスカーの悲劇から1年経ち、妻と娘アネットを置いて失踪。母娘はギュスタヴの兄の元に移り住むこととなる。
ロナート卿の息子でありアッシュの義兄であるクリストフはこのダスカーの悲劇に加担。大胆な政策で国の舵を取っていたランベール国王に不信感を抱いた貴族の一人だった。かつての級友であったカロン家のカサンドラは混乱の王国に代わって政治を代行していた教会へクリストフを突き出し、クリストフは処刑。息子を殺されたことでロナート卿は教会に不信感を抱くようになる。
父や継母達を殺されたディミトリ、一族を殺され今も迫害を受けているドゥドゥー、兄が死んだフェリクス、許婚が死んだイングリット、義父が教会に不信感を抱くようになったアッシュ、父の失踪したアネットと、青獅子学級のうち6人の因縁の事件となっている。
因縁、とはまた少し遠いが、王位不在による治安の悪化で盗賊が増えており、またシルヴァンの廃嫡された兄マイクランがその一部を集めて盗賊の一派として活動している。