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Naked VSR

今日は休日なのに朝から頭痛で体調が優れない。熱は無いようだが起きるかこのまま布団に入っているか悩んでいると郵便が届いた。

中身は数日前に注文したUEBAN REGIONの「#グリップみたいなヤーツ」

頭痛は相変わらずだけど、そんな時にあえてVSRをいじってみるとどうなるか興味が出てきたので、ベッドには戻らず武器庫に向かう。

最初は新しく入手した部品に合うストックを探していた。ストックは構造上無くてはならないもので、構えやすさや命中精度にも影響する主要なパーツ。ノーマルタイプが良いかカットして短くしたタイプが良いか悩む。

味覚が変わっていてあまり美味しく感じられなかった昼ごはん後、中途半端な21分というアラームセットをして昼寝をした。

なかなか寝付けずにいると、頭痛と同時にVSR改修アイデアが言葉だけではなくイメージを伴う概念とセットになり、過去の記憶を材料にしながら次々と現れては消えてゆく。

それはまるで、一つの未だ見ぬ結果と言う場所に流れてゆく川の流れのよう。

そんな中、VSRはストックは無くてもエアガンとしての機能は全て損なわれないことを思い出した。

さらに、「#グリップみたいなヤーツ」の構造をイメージするとストック無しでも取り付けできそう。そのことに気がつく。

他の人はどうだか知らないが、VSRはストックを外した時に目にするエッジの尖った黒や銀のパーツ剥き出し内部メカだけ状態でもカッコ良いと思っている。

特に円筒形のレシーバーに取り付けられたトリガーボックス周りのデザインが好きだ。

以前、内部パーツの形状も活かし必要最小限のパーツで構成されたネイキッドVSRを作りたいと考えていたこともあったが、トリガーを引く右手の保持とマガジンの固定が問題となり実現は保留となっていた。

ここで、ストックが無くても取り付け可能な「#グリップみたいなヤーツ」は右手の保持問題を解決してくれそうだ。

アラームはまだ鳴っていないがベッドから出て早速アイデアの具現化にとりかかる。

追加で何か加工やパーツの作成が必要かと思っていたマガジンの固定は輪ゴムで対応。シリンダーのコッキングはチャンバーブロックが力を伝える際の壁になり思っていたよりしっかりとできた。

サイトはひとまずドットサイトをチョイス。

結果、頭痛を感じながらの作業は普段出てこないようなアイデアや気づきや行動力が作用し、いつか形にしたいと思っていたネイキッドVSRが具現化できていた。

ネイキッドVSRはパーツのエッジが尖っているので、取り扱いには怪我のリスクが伴う。頭痛を活用したアイデア出しにも体調悪化のリスクが伴うようで今は朝よりも明らかに進行している。

今日は早めに寝ることにしよう。

数日後、頭痛がすっかり良くなった所でマガジン固定用にM4用マガジンバンドを購入。

VSRといまいち馴染まない輪ゴムの代わりに使ってみると少々緩い。そこで、予備のマガジンも纏めて固定することにしてみた。

すると、マガジンの固定がしっかりでき、バンドの滑り止め効果でVSRの保持も格段にしやすくなった。

さらに、先についているマガジンを下に少し引っ張り横にずらすとスペアマガジンが瞬時に装填されるという、想定外のメリットが発生。

デメリットはスペアマガジンを使い果たした後のマガジンチェンジが少し大変な点。

軽量化とパララクス改善の為にドットサイトも外してみる。

ストックは勿論サイトも排し軽量化をしつつ、BB弾射出装置としての機能を残した「Naked VSR」はもはや銃とは言えないのかもしれない。






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