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千の言葉を尽くしても

人に、ある感慨をもよおさせる、そのもの独特の味わい。
また、物事に触れて起こるさまざまな感慨。
それを『情緒』と呼ぶ。

感じる場所は、脳の扁桃体
ですから、誰にでもあるわけです。
しかし『情緒』に気づけない人がいるらしい。


それは

透きとおった水滴の世界や

自分を忘れるほどの 果てしない空

桜や 落ち葉が 舞い散るさま

誰のかもわからない 古い記憶

傷をいやす 暖かい風

月夜に 死 を想うとき

あの日の風景を 大切 と想うとき



そんな様々なところに横たわっているのに
『情緒』は あまりに静謐で無口なので
そっと
独りで集中しないと
なかなか見つけられないようです

声をあげるより
まずは 味わう、というひとときも大切に。


✷mystical wisdomカードより



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