好きなものを言い切れないコンプレックスとその解消

自分を理解しろ!自分探しの旅なんてものはしたことないし、現代では馬鹿にされることも多い。けれど、自分が本当に何が求めているか理解するには相当難しい。お金が欲しい、愛されたい、あそこにいきたいなどなど。短期的な欲望は結構分かりやすいものだ。けれども自分が一生を賭けてとまでは言わずとも長期的に見た場合ハードルは急に高くなる。この話で思い出したのが、岡田斗司夫の未来を見据える視野の話で一般の人はせいぜい3年程しか過去も特に未来は見る事は出来ないが、岡田斗司夫は10年程先までなんとなく見据える事ができると言う。その理由がSFなどの本を読むことで、特にSF自体が社会構造を思考的に実験して、出力の形式として小説というものになっている。つまり未来のあらゆるシチュエーションをSFを多数読み込むことで現代社会の先のことが何となく予期できるとの考えだそうだ。これを自分探しに当てはめると未来の自分の欲望を見つけるには書籍を読み込むことで自分が求めているものを遠くの山を見るように手繰り寄せる事ができる。だけど未来を見据える話なら岡田氏の話は合点がいくが、自分探しではこの場合当てはまりにくい。書籍をいくら読み込んでも現在自分の周辺にしか興味のあるものにしか手を出さないと感じ、つまりはせいぜい5年見通せたらいい方だ。
何故この話をしたのかと言うと、僕は自分の欲望を見つける事ができた。自慢話になるが、これが変わる可能性としてあと20年は変わらないと確信できた。何故なら僕が中学生ぐらいからずっと感じていたものだったからだ。僕は好きなものが、熱中できるものがない事がもの凄いコンプレックスだ。消費社会の現代、特にサブカルチャーが普及した今、自分の欲望は消費する事で自分のアイデンティティを確立してる人が多いと思う。音楽なら演奏機材、リスニング環境、バンドやアイドルグッズ。アニメならグッズやゲーム、コラボカフェもある。僕は好きなものは当然あるが、その興味が2月以上持続する事がかなり難しい。だから、ウルトラマンやライダー、カードキャプターさくら、セーラームーンに今だに熱中できる人たちはそこに強烈な想いがあるから今だに追い続けていると考えると、非常に羨ましい限りです。これができない自分は果たして何を求めているのか。散々この悩みに苦しめられてきたが、昨日解消する事ができた。方法は、「考える」これしかなかった。苦悩してたの方が明らかに適切な言葉だが。オーディンというケルと神話の最高神がいる。僕は彼のエピソードで、眼球を差し出す代わりに全知の存在となったエピソードが羨ましくて仕方無かった。これが僕の欲望だった。中学生ぐらいから全知でなくてもいいから、今の現代社会においてそれぞれ文化のムラ社会が、どう関わり合っているのか。何故そのような繋がりになったのか。今この場所についての興味が無限に湧いて出ていた。社会に入りこの思想を完全に忘れていたが、過去から今まで無意識のうちに生きてきたが、確実にこのルートを辿り、今現在に至ってきたことに気づいた時、自分の欲望を再発見できた喜びと無意識にレールの上にいたことに感動を覚えた。これから僕は好きなものは少ないながらも、無限の興味を持って今後の人生に向き合っていく。

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