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【復興住宅の今..終の棲家はタワマンの間に】

Malikが地活する『あすと長町第一市営住宅(災公住)』..地上13階建て163世帯が暮らし、その多くは東日本大震災の実被者である。
現在、この建物を囲むかのように、高層マンションが立ち並んでいる。

この事象に対し、住民は"マンションの建設で日照が遮られている”などとして、仙台市に❝公営住宅に与える影響❞等の質問状を提出。市は、「建設に関して、商業地域のため、やむを得ない」と回答。

斟酌のない対応に質問状を提出した住民代表のKさんは
❝ 亘理町の自宅は、津波で全壊、016年4月に引っ越ししてきました。 「全戸南向き」という説明を受け、入居したKさん。加え、震災を受けて、年齢も年齢だし、ようやくここで、終の棲家かと...ところが、ほっとする居場所が何もない❞と話した。

3.11震災で被災し、仮設暮らし(みなし仮設を含む)などを経て災害公営住宅を選択した住民にとって❝復興とは名ばかり❞ではなかろうか..

斯く言う私も3.11被災者であり、震災を起点に“お茶っこ飲みや子ども食堂“など、コミュニティー再生の事業や被災地域を対象とした震災archive等の活動を行っているけれど

『復興』や『絆』と言う言葉に救われた実被者は、フクイチをはじめ、閖上や荒浜などの地活フィールドに誰ひとり居ない〆

#復興住宅の今 #終の棲家はタワマンの間に #復興とは名ばかり

#地域コミュニティーの再生 #居場所を創る

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