夏風邪記

実は、21日木曜日の朝から喉が痛くて、Ba5感染爆発もあり、少々気掛かりだったので、頻繁に非接触体温計で検温していました。
幸い漢方を早めに飲んでいて金曜日の朝には喉の痛みがなくなり、体温も正常。鼻水がやたらと出るものの、治りかけの兆候も出てきました。しかしなんだか気怠いと思ったところ午前10時過ぎに38.8℃の発熱。

これはヤバイということで発熱外来のあるかかりつけ医に電話したところ、まず保健所の発熱相談に連絡してくれとのこと。
電話番号を聞いてそちらに連絡したところ、「熱が出てすぐではPCR検査をやっても正しい判定はできない」「コロナの場合はすぐには熱に下がらない。すぐに熱が下がるようではコロナではないのでしばらく様子をみてから電話してほしい」とのこと。「見極めは明日の朝、高熱があった場合ということで良いか?」と確認したら「それでいい」というので、様子を見ることに。

仕方ないので、自主的に隔離場所を確保して籠城しました。

経口補水液や着替えを家族に確保してもらうのと、非接触体温計だと測り方によってバラバラな数値が出るので、電子体温計も持ってきてもらいました。

22日の夕方に38.2℃になったものの、解熱剤が効いたのか、その後は37℃台前半に。一晩寝たところ翌朝は電子体温計で36.5℃前後、試しに非接触で測ってみると、額はほぼ同じ温度で、眉間で測ると37.5℃。昼まで毎時検温で様子を見て、電子体温計は36.4℃、非接触でいちばん高い温度でも37.2℃でしたので、コロナの可能性はないと見て自主隔離解除しました。

正直PCR検査してみないととも思うのですが、今回は発熱相談のアドバイスに従うことにしました。

PCR検査って唾液だとか粘膜を綿棒で擦って検体を取って検査するわけで、体の表面についているものを取って検査しているわけです。
一方感染というのはウイルスが粘膜に取り付いて体の中で増殖をすることですから、PCR検査で陽性、つまりウイルスが検知されたからといって、必ずしも体の組織に取り憑いているわけではないのです。

またmRNAなどのワクチンは、ウイルスが細胞に取り付くことをブロックすることによって体の中に入って感染することを防ぐ仕組みですから、外の空気と接触する部分のウイルスまで排除してくれる性格のものではありません。
ですので、この場合はPCR検査よりも自分の体を観察したほうが確度が高いと判断しました。

あと、コロナ以外の夏風邪を疑う理由もありました。連休中に息子の鼻がグズグズしていて、連休明けにご飯を食べるのを手伝っていたところ、くしゃみの飛沫を浴びたからです。鼻水がなかなか止まらない症状もよく似ていました。

巷間溢れている情報はPCR陽性も感染もごちゃごちゃ。
もちろん、PCR陽性が増えれば、感染者も増えることは確実なので、危険には間違いないのですが、ワクチン接種者が増え、PCR検査が手軽にできるようになった今、本当に必要な情報は変わりつつあるのではないかと思います。

ちなみに私の場合、6月15日に3回目のワクチンをノババックスで接種していますので、まだ5週間ちょっとのところ。抗体のレベルとしては低くない時期ではあります。
変異しているのでなんとも言えませんけどね。

実際にそういう立場になってみないとわからないのですが、コロナに感染するということがなんぞやと考えないと、無駄に行動制限を受けたり、今みたいな医療リソースがひっ迫している場合には、症状がないのにPCR検査が陽性だからと医者に行って、本当に治療が必要な人にリソースが行き渡らなくなることも考えられます。

正しいかどうかわからないんですが、今まで集めた情報を総合し、経験を踏まえてコロナを疑った時の対応を備忘録としてまとめてみました。

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