深夜に(タンクの)深淵を覗いた話
ピンポンパンポーン
今回はトイレの話ですので、お食事中の方はご注意ください。以上お知らせでした。
昨夜は19時半から飲み始めて、22時半頃に限界突破して湯たんぽも作らずに寝てしまった。尿意で目が覚めたのが2時過ぎ。用を済ませて、よしよしまた寝るかとレバーを回したら、ガクっとした。軽かった。そして水が流れない。
ああああああーーーー! これヤバいやつだ。何かが外れたとかそういうの。こんな時間になんで外れるの! 信じられないわ!
嘆いていてもしょうがないので、タンクの蓋を外して深淵を覗いてみる。やはり鎖が取れていた。タンクの仕組みはリンク参照。
外れた鎖を元に戻せばよいのだけれど、鎖が途中で切れたりしてたら戻せない。確認および作業の為にタンクの水を流して空にしないといけないが、レバーは使えないから手で鎖を持ってフロートバルブを開けないと。でもその前に止水栓を閉めなければ。
タンクと止水栓の隙間が狭いので50円玉硬貨で閉める。硬貨はうさぎを空き地に捨ててきた祖父からもらったもの。おじいちゃんありがとう。その前にグリスのスプレーをシュッとする。おお動いた。
水入ったままのタンクに手を突っ込んだけど、底に手が届かない。えぇー…。目測より深いなこれ。割り箸でも届かなそうだったので、100均で買った長いトング(手の届かない隙間に落ちた物を拾うのに使ってる)を用いたらうまくいった。じゃーと水が流れる。
さて確認。鎖は切れてはいなくて外れただけみたい。よかった。で、元に戻す作業に取りかかる。
玉鎖の首の部分を金具に引っかけるんだけど、頭ではわかっていてもなかなかうまくいかない。右手の親指調子悪いし、第一飲み終わった後の寝起きだし。これうまくいかないとうん●もできないから頑張れと自分を励ます。励ましてる最中に大きい方を催す私。うん、そういうもんだよね、しょうがないよね生き物だもんね。変なところに力が入ってどこかが壊れても困るから慎重に。でもなかなか入らなかった。
数分後、おかげ様で元に戻せた。よかった。止水栓を開けて水を貯めてみる。レバーを動かしてみる。うん、大丈夫そう。
こんな華奢で微妙なバランスの作りで毎日流してたのかと衝撃を受けた。壊れた時に困るから部品買っておいた方がいいかもしれないなぁ。参考用に写真を撮ってから蓋を戻した。安心した私は大きい用を足してすっきりした後にまた寝た。4時近くだった。
一昨年あたりに水のぽたぽたが止まらなくて、ボールタップ(浮き球のやつ)を交換した経験が今回役に立った。その時タンクをきれいにしたからそれほど汚くなかったし、止水栓も閉め方がわかってたから慌てなくて済んだし。何か起こらないと覗いてみる気にはならない深淵だけど、一度覗いておくのもいいかもしれない。深夜にこんなこと起きたら大変だから。