日が落ちて店の灯りが次々とつきより町は明るくなる。人は高揚し我を忘れてただただ欲望のまま本能のままに行動し始める。 そして全ての灯りが消え建物の形も分からないほど暗く静かになった頃、僕は家に帰る。 少し酒が周り心地よい気分の中、夜風に吹かれながら鼻唄を歌いゆっくりと軽やかに足を進める。 そして家までもう少しの距離。歩き慣れた道に足を踏み入れると急に我に返る。 酒が抜け気持ちは沈み、足は重く鼻唄はやがて鼻息にかわり呼吸は苦しくそして心臓の音が静かな夜に響く。 家に着くと立ち止
タイトル:うんちくみたいに死んでしまった男の子都会から少し離れた小さな田舎町。 そこに空を飛ぶことに憧れた男の子がいました 男の子は空に浮かぶ雲を見ながらおばあちゃんにいつも言っていました 「どうしたら僕も空を飛べるの?なんでもいいから僕も空を飛んでみたい」 ある日、男の子はおばあちゃんに飛び方を教わったと喜んでいました。 「ついに僕も空を飛ぶよ!」 男の子は、街にあるいちばん高い塔に登りました そして、塔の上から自分の家を見下ろして願い事をするかのように何かを祈り始めまし
アンヨです。 歩き始めます。独り立ち出来るようになるまで。