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気持ちが上がらない時は「一人言」26

約10年ほど寛解と再発を繰り返しつつウツ病と付き合っております。
最近は徐々に病院に行く回数も減ってきて、自分でも寛解に向かってることを感じています。

今年に入ってから介護の仕事に復帰して幸い職場の人間関係がよく、無くしてた介護の仕事への自信も少しずつ取り戻してきたことが大きいと思います。

面接の際「自信がない」と何度も言った私に、「無理なら辞めていいしとりあえずでもいいからやってみたら?」と言ってくれた看護部長には本当に感謝してます。

いつでも辞めていいって言われたことで気持ちが楽になったのは事実です。

実際やってみると施設とは違う病院の介護に多少戸惑ったけど自分には合ってると感じるし、やっぱり私は介護の仕事が好きだと思いました。

ただ1つだけ最近気持ちが上がらない原因がわかりました。

先日勤務中に患者さんが亡くなられました。
ご家族とのお別れが済んだ後、ナースさんと助手の先輩で送る準備をしてる際、少し見学させていただきました。

その時の患者さんと自分の父親の最期の姿がダブって見えて少し息苦しくなりました。

もう10年以上前のことです。
ウツの原因の一つでもあった父親の死。
母親は私が小学生の頃に亡くなり、父親は再婚もせず私たち兄弟を一人で育ててくれました。

そんな父が病気で亡くなった時、私はその現実を受け入れることができませんでした。
もしかしたら今もまだ受け入れられてないかもしれません。

けど息苦しさの原因がわかったのは私にとって大きな一歩だと思いました。

この状態で足掻いたとしても気持ちを上げるのは無理だと思いました。
ウツの症状がヒドイ時だったらこんな風に思えなかったかもしれません。

こんな時は気持ちが落ち着くのを待つしかありません。
好きな動画を観て好きな音楽を聴いて、仕事で関わる患者さんに癒されて少しずつ気持ちを上げていこうと思います。

仕事で癒されるんですから私は幸せですね。
焦らずゆっくりとウツと付き合いつつ父のことを乗り越えていけたらいいなと思っています。






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