殺風景だと言われても家の9割を白にしたわけ

外観含め、我が家は殆どが白い色です。

特別大きな家でもなく、デザイン重視のお洒落な見た目でもない、ごく一般的なモデルに沿った注文住宅です。

そんな我が家が白を多く取り入れた理由は3つあります。

1つは、少しでも広く見せる為です。

ごく普通の大きさで、部屋の区切りもごく一般的な家を少しでも広く見せるには、やはり膨張色の白が定番かと思ったからです。

2つ目は、レフ板の代わりです。

我が家は東、西、南側に家が立っている為、南側の家に比べ明るいわけではありません。
なので、東側の家との間に駐車場、南側の家との間に庭を設け、東から登る朝日、日中の日差しを少しでも多く確保する為、欲しい日差しの方角との距離をなるべく空けるようにしました。

そしてその日差しは家の中にダイレクトに入ってくる事もあれば柔らかな光となって、壁がレフ板の役割をし、部屋全体を明るくしてくれます。

お陰で我が家は春夏の日が長い季節であれば、夕方でもLDKが明るいです。

最後の3つ目は、あくまで家はキャンバス(=引き立て役)ということです。

家を建てるとなると、どうしても初期の何も無い状態からスタートするので、
寝室、トイレ、子供部屋と、各部屋違った色柄物のアクセントクロスなどを選びがちですが、
生活をしていれば嫌でも色は後から増えていきます。

それは家具や家電だったり、植物だったり、おもちゃだったり…。

究極のミニマリスト、シンプリストでしたら
きっと入居当初と変わらず生活する事もできるのでしょうが、自分以外の家族がいれば、なかなか難しいでしょう。
まして子供がいる我が家は特に(笑)

そんな時、最初から主張の強い色味や柄のクロスだと、そこにさらに色が追加されるので、視界に入る情報は増え、目が疲れてしまいます。

クロスを白、または色味の薄いアクセントクロスなどにすることで、花の色が鮮やかに映えたり、自分の好きな雑貨が目立つことで視界に入りやすくなり、それだけで今日が少し嬉しくなります。

ちなみに我が家は床も階段も白です。

なので入居当初は四方が真っ白な空間だったので、遊びに来た親戚からは「真っ白すぎる」と言われました(笑)

ですが今は、「この家の花は壁が白いからとても綺麗に映える」と言ってくれます。

一般的に白の壁の家は多いですが、
床や階段がブラウンやベージュの家庭が殆どだと思います。

白を使う事でデメリットも勿論ありますが、
私は白をふんだんに使って良かったと思っています。


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