小学生でも解ける問題:3円玉と5円玉を使って表せない最大の数は何?

面白い問題だな、と思ったので書いてみる。

どういう問題かというと・・・
例えば、100という数字は、5円玉が20枚あれば出来る
99という数字は、3円玉が33枚あればできる
98という数字は、5円玉が19枚、3円玉が1枚あればできる・・・
というように組み合わせて数字を作っていったときに、どうやっても表せない最大数は何?という問題である。

そんなものどうやってわかるの?本当に小学生でも解ける?
と思うかもしれないが、まずは3の段を見ていただこう。

3 6 9 12 15 18 21 24 27 30

1桁目だけみると
3 6 9 2 5 8 1 4 7 0
お気づきだろうか。3の段には、1桁目に1~9まで全ての数字が出るのだ。そして、5円玉を使えば2桁以上の数字は自由に作る事が出来る。

つまり、ある程度デカい数字ならば、5円玉と3円玉の組み合わせでどんな数でも表現できるのだ。
では、この「ある程度デカい数字」というのがいくつになるのか?これが答えになる。
30で1桁目が1巡するので、30以降の数は自由に作れそう。答えは30未満のはずだ。

ここまでは3円玉で1桁目、5円玉で2桁目を作る事を考えてきたが、5円玉も一桁目に使う事を考えてみる。

3円玉のみで表現できる数字
3 6 9 12 15 18・・・
5円玉のみで表現できる数字
5 10 15 20・・・
5円玉1枚+3円玉の場合表現できる数字
8 11 14 17 20・・・
5円玉2枚+3円玉の場合表現できる数字
13 16 19・・・

なんと、8以上の数は全て表現できてしまうのだ。

20までしか書いてないが、驚くことにこれ以上の数字は
3円玉のみ
5円玉1枚と3円玉
5円玉2枚と3円玉
で全て表現できてしまう。

3円玉のみが3の倍数
5円玉1枚加えたやつが3の倍数ー1
5円玉2枚加えたやつが3の倍数+1

で表現できてしまうためだ。

つまり、表現できない数字はそもそも
1 2 4 7
しかなく、正解は

となる。

滅茶苦茶難しそうだが、九九の表でも見て3の倍数の性質を知っていれば解けてしまう。
じつにおもしろい。

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