SNS-少女たちの10日間-の予告を見て

映画の大まかな内容としては、実年齢が18歳以上で少女に見える3人の女優さん達が12歳のふりをしてSNSで友達を募集したらどうなるか試したと言うドキュメンタリー。
撮影をする上で幾つかのルールが存在する。

①自分からは連絡しない
②12歳であることをハッキリ告げる
③誘惑や挑発はしない
④露骨な性的指示は断る
⑤何度も頼まれたときのみ裸の写真を送る(偽の合成写真)
⑥こちらから会う約束を持ちかけない
⑦撮影中は現場にいる精神科医や弁護士などに相談する



写真を登録しただけで友達申請が届き、10日間に渡る撮影では合計2458もの連絡が。中には卑猥な写真や映像を送ったり裸の写真を強要する男性もいて、犯罪の証拠としてチェコの警察をも動かしたとんでも作品。映画公開は4/23です。

私は最初相方からこんなのがあると教えてもらいYouTuberの予告を拝見したんですが、実際に見てゾッとしました。寒気がしてシンプルに怖かったです。特に印象だったのが、年端もいかぬ少女のふりをした女優さんに欲情する男性のモザイクのかけ方です。
プライバシーを守る為に男性にはモザイクがかけてあるんですが、目と口だけにモザイクがなく剥き出しの状態。目は口ほどにものを言うって言葉がありますが、正にそれだなと思いました(口も出たたけど)。目がガチ過ぎるといいますか…子どもに向ける目じゃなくて、血走ってるようなギョロっとさがただただ怖くてホラー映画を見るよりよっぽど鳥肌が立ちました。

この映画は自分が見たいってこと以上に色んな人に見てほしいといった感情が強いです。R15作品なんですが是非子どもに見てほしい。それこそ12歳になる子とか。可能であればスマホやパソコンを持たせる前に。子どもをもつ親や子どもと関わる全ての人にも。これは保育士さんや教師とかそういった職業に限らず、昨今増えている若者向けにサービスを提供しているアプリやサービス会社だとか…欲を言えば太田プロのマネージャーさんも。うちの事務所にもゆめちゃんという未成年の高校生になったのかしら?そのくらい若い芸人の子がいるので心配です。

どうかうちの子は平気とか、私は関係ないなんて思わないで下さい。見た目の良し悪しや、家柄に関係なく子供って一点だけで判断して手を出そうとする人間は少なからずいます。私も子どもの頃に自業自得ですが怖い目に遭った事があります。なんなら子どもの頃にしか痴漢に遭遇してないと気付いて色んな意味でゾッとしてます。そのときの事を音声に残そうと思うので、良ければ其方も聞いていただければ幸いです。

今は子どもでもスマホを持ってるのが当たり前でTwitterやインスタTikTok等々…そういったSNSに登録してる子も多いです。コンタクトを取ろうとすれば簡単に取れるし、個人の特定だってやろうと思えば簡単にできます。
最近ニュースで子どもが関わる事件が増えてきました。記憶に新しいものとして元YouTuberの方が未成年者に性的な画像を送らせたと言う事件があります。自分が好きで憧れてる有名人と繋がれたら嬉しくて舞い上がってしまい正しい判断ができなかったり断れない子がいてもおかしくありません。送った子も勿論悪いと思いますが、そもそも送らせようと考える事が気持ち悪い。子どもになんて事をさせようとしてるの?と。

親も子どもの全てを管理しきれないでしょうし子どもも隠します。以前知り合いが「友達の子が、ラインは親がチェックするからプロフィール画面を使って連絡を取り合ってる人がいるって教えてくれて、心配だから定期的に見てスクショしてる」と言ってました。そんな風にして子どもは子どもなりに此方には考え付かない方法で他人と関わっていたりもします。

ネットが何れだけ怖いものか、それを踏まえた上でどうやって子どもと関わっていくべきか今一度考えなきゃなと思いつつ公開が待ち遠しいです。映画公開は4/23…遠いーなー(´・ω・`)

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