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週刊ユグド通信Vol.38 罪の大陸も人減りましたよね?(中編)
前回は愚痴の監獄まで解説しましたので今回は貪欲と憤怒の現状について触れて行きましょう。
3.罪の大陸と義勇軍2
貪欲の監獄
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かつては多くの国々を影で操る組織のボスだったが、あまりに敵が増えすぎたことから収監を希望した。
貪欲の監獄の獄主として監獄内の情報に精通。黒の軍勢襲撃の際には所長のクロニクルを奪うべく暗躍。監獄掌握を目論見二度に渡って手下を呼び寄せ暴動を扇動したが失敗、混乱に乗じて脱獄後はヴァレリオ財団を設立して悪逆の限りを尽くしていた。現在は本国から恩赦を勝ち取り義勇軍の一員として目立った悪行は控えているものの、水面下では自身のルーツを辿るべくあらゆる情報収集に余念がない。
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名門生まれの文武に長けた人物ながら女性を切り刻むことに快感を覚える加虐嗜好の快楽殺人者。満たされない欲求の答えを求めてヴァレリオの誘いに乗り罪の大陸に潜入する。
厳密には囚人ではないもののヴァレリオ不在の貪欲の監獄を影から監視。最近はリーアに執着しており彼なりの愛情表現(?)で追い回している。
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美貌と射撃の腕前を武器に欲望の赴くまま詐欺と裏切りを繰り返してきた女性。金品から知識欲に至るまで欲しいものを手に入れる為なら手段も努力も選ばないし惜しまない。
現在はヴァレリオ無き監獄で獄主代理という肩書きで一定の影響力を有している。
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国王すら虜にして王国を経済破綻に追い込んだ元カジノ経営者。投獄後も囚人達相手に裏カジノで金を巻き上げている。
度重なるガサ入れもあり世界最大のカジノ船の夢は未だ道半ばである。
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血を見るのが大好きな看護師。故郷の戦争終結で天職を失ったリュドミラは怪我人を自ら量産して投獄される。
神仙の世界では採血と輸血を自在に出来る宝核を手に入れたリュドミラの暴走は留まる所を知らない。
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若さを追い求めて若い女性の血を浴びるべく殺戮を繰り返してきた年齢不詳の大富豪。義勇軍との出会いを経て残虐な手段は自粛するようになったが、若さへの渇望は衰えず別の手段を模索している。
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主の身代わりとして罪の大陸に投獄されていた男性。執事としての腕も一流だが裏の顔は凄腕の暗殺者。前の主との契約期間満了に伴い新たな主として主人公に仕えるも、彼が義勇軍本隊と離れる際レオン達に後を委ねた。現在は執事の仕事の傍ら看守達の手伝いをしており、スリルに満ちた日々を満喫しつつも後継探し(表裏含む)を考えている。
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悪人への容赦ない正義感を疎まれて冤罪をかけられた騎士。監獄内では自身が捕らえた悪人達のお礼参りが後をたたず、元々の性格も相まって些細な挙動に過剰反応で絡んでい
た。義勇軍での活躍を経て冤罪は晴れたものの、故郷に待ち人もいないことから現在は看守補佐をしている。
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年齢不詳、神出鬼没の大怪盗。バカンス感覚で罪の大陸に収監されていた。美しいものを守り収集することを生き甲斐としており美しい世界を破壊する黒の軍勢に抗するべく義勇軍に協力した。ヴァレリオが脱獄を果たした事件を影から見守っていたが、その後の消息は不明。
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知人を衝動で殺してしまった事件がフィクションとして大成してしまった結果、自作自演で殺人事件を繰り返した女性。
スリルに満ちた体験は殺人に関わらずネタになると確信した彼女は今も新たなネタ作りに事件を画策中。
憤怒の監獄
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言動と喜怒哀楽が崩壊し撹乱状態の女性。全身拘束状態でも尚強力な攻撃魔法を使用することから普段は独房に監禁されている。獄主という肩書きながら配下はいないようで迂闊に下剋上を狙う囚人が時折返り討ちにあっている。何かの実験の結果この大陸に送られたようだが、彼女が何者かは本人にすら分からず、黒の根源が消滅した後は自身の過去の暗喩とおぼしき黒髪の少女の記憶が甦り情緒が更に不安定化した。
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暴力、内乱、腐敗あらゆる理不尽がまかり通る国に爆弾という形で怒りをぶつけ、全てを破壊しつくし罪の大陸へと送られた男性。弱肉強食こそ世の理という信念の彼も義勇軍との出会いを経て真の平等とはなにかを追求しますが、爆破こそ理不尽を打破する最上のコミュニケーションという結論の元に監獄だろうが幻獣世界だろうが今日も暴れまわります。
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仕えていた王の非道を知り自らを罰するべく罪の大陸に渡った男性。監獄で果てることこそ唯一の贖罪と捉えていたが、義勇軍との出会いを経て生きている限り人々を救うことこそが真の贖罪と思い改める。
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ある劇団の人気子役だったが悪逆な座長を殺害して投獄された少女。自身が弁の立つ演技派女優ということもあり自分を信用に値しない存在と卑下していたが、義勇軍との旅を通じて女優に復帰。ヨハンナ一座を率いて各地を巡業している。
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家族と友人を詐欺師に殺害され魔力の源も奪われたことから復讐の為に自ら罪人となった魔法使いの女性。復讐を果たし魔力の源も取り戻した彼女は現在ヨハンナ一座の大道具と魔法演出を担当している。
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お人好しの両親が部下に嵌められて屋敷に籠城したお嬢様。
向かって来る革命軍を無殺で狙撃し続け両親は逃げ延びたものの彼女は監獄に投獄されてしまった。長く生き別れになっていた両親とは再会したものの世界の危機を放っておけず旅を続けている。
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商会の裏稼業に手を染めて投獄されていた青年。罪の大陸を出た後は待たせ過ぎた幼なじみに積極的に結婚を迫られ、同僚や後輩からも冷やかされるバカップルと化している。
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ケチな悪事で投獄された小悪党。婚約者に会いたい一心で脱獄を謀り続けていたが、時既に遅くやむなく義勇軍と行動を共にしていた。黒の根源が消えた後も相棒のネズミと共にブラブラと旅を続けている。
まとめ
これで義勇軍と縁のある職員と三つの監獄囚の解説は終わるのですが、まだ触れていない人達が何人かいますね。少々話が長くなり過ぎましたので、その辺のまとめは次回に持ち越しとします。
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