今週と来週は、新潟競馬場で騎乗したら藤田菜七子騎手に注目すべし!の話。

今週末から6月12日まで減量特典のある6名の騎手が騎乗停止となります。
6名の先週5月6日、7日の騎乗数合計は下記の通り、
京都競馬場 23鞍 騎乗依頼厩舎(美浦 2   栗東 21)
新潟競馬場 36鞍 騎乗依頼厩舎(美浦 15 栗東21)
この数字から約60鞍が今週末から6月12日まで騎乗停止になってない騎手に騎乗依頼がかかります。
その中で、今週と来週新潟競馬場で騎乗したら注目なのが藤田菜七子騎手なので、その理由を書きたいと思います。

①新潟競馬場が得意
通算150勝のうち66勝を新潟競馬場で挙げており、2019年第3回新潟開催でリーディングにもなっています。今年の新潟開催でも7鞍の騎乗で人気薄を2着1回3着2回と馬券圏内に入っており新潟の得意っぷりを発揮しています。

②女性騎手は1人だけで、平場のレースでは女性騎手減量特典が適用される
あたりまえの事を書いてますが深掘りすると、現在藤田菜七子騎手を含めると減量特典がある騎手は29名います。その中で6名が騎乗停止となり最初に書いたとおり新潟では約40鞍が空白となりました。
約40鞍の中で「あたりが柔らかい女性騎手の騎乗を求める騎乗依頼」があれば自然と藤田菜七子騎手に騎乗依頼がいくのではないでしょうか。
また藤田菜七子騎手は2kg減で騎乗できるので、3kg減の騎手は騎手技術に不安が1kg減は減量効果を期待できないと思う厩舎からの騎乗依頼がある感じもします。

③5月7日京都開催で騎乗していた
この日は所属する根本厩舎での騎乗が決まっていたのか、それともコパノキッキングで重賞勝ちもある村山厩舎から騎乗依頼があったからなのか得意な新潟競馬場ではなく京都競馬場で騎乗していました。
ここで考えたいポイントは、
「栗東の厩舎への営業及び厩舎からの騎乗依頼」
栗東所属の女性騎手4名が騎乗停止になり美浦所属の藤田菜七子騎手にとってこの日の騎乗は栗東の厩舎への絶好のアピールになったのではないでしょうか。また過去を振り返っても色々と寛容な競馬サークルですが今回の件で騎乗停止になった騎手達の評価が下がり、女性騎手の中で唯一騎乗停止にならなかった藤田菜七子騎手の株が上がり5月7日に騎乗依頼した厩舎もあったかもしれません。
以上3点から今週来週と新潟競馬場で騎乗するかもしれない藤田菜七子騎手に注目をしたいと思います。

*筆者は藤田菜七子騎手の成績が下降した原因は後輩女性騎手の活躍ではなく、
「2020年と2021年の落馬」だと思ってます。明らかに馬群に包まれての騎乗がなくなり、逃げるか外を回すかの競馬が多くなりました。
ただ藤田菜七子騎手のデビューからの頑張りがなければ後輩女性騎手達は騎手という道を進んでいただろうかと言うぐらいの存在です。
あまり良い言い方ではありませんが、今週以降このチャンスを活かしてほしいです。

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