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害獣は対抗しなければ毎日作物を食べにやって来る


当たり前の話。


仮に畑で作物を育てているとして、厄介になってくるのがイノシシなどの害獣です。

遠くから嗅ぎつけてやって来ては、畑に侵入し収穫前の作物をムシャムシャと食べてしまう。
いざ収穫しようと思った時には無残な状態が残されているだけとなってしまいます。

これは害獣による立派な被害なのですが、何故かこの被害を無抵抗で我慢してしまう人がいます。
それどころか、「これはいけないことだと分かっているはずだし、時間が経てばきっと分かってもらえるに違いない」とまで思う人もいます。
相手も同じ人間だし、優しくすることで察してくれると信じ、作り笑顔で「いいよいいよ」などと被害を受け入れる人までいるのです。

残念ながら、イノシシは人間ではありません。
当たり前の話ですが。

無抵抗でいれば「この畑は荒らしていい畑だ」と認識するだけで、また畑にやって来ては作物を食べ、作物が無くなるまでこれを繰り返すのみです。
害獣が時間の経過で理解するのは「この畑もう作物ねーから次行くか」ということだけです。
「いいよいいよ」と無抵抗に許してしまえばこの畑はチョロいからもっと派手にやっていいものだと考え、恐ろしい話ですが要求をエスカレートさせるのみです。改善することなどありません。

害獣とは言葉が通じないのですから、作物を守る為には対抗するしかないのです。

ホームセンターではトラバサミなどが売っていますし、電気の流れる柵で侵入を防ぐというやり方もあります。
疑似餌で毒を仕込んでおくというやり方もあります。
対抗方法は色々とありますし、色々な手段を試してみて欲しいと思うのですが、確実に一つ言えることは害獣は対抗しなければ毎日作物を食べにやって来るということです。

害獣は侵入に成功した畑を覚えてお腹が空けばやってきます。
その内大してお腹が減っていなくてもやってきます。我が物顔で畑を利用し始めます。皆さんが育てた畑にも関わらずです。
これを無抵抗で我慢しているなど愚の極みです。

害獣の痕跡が見られた場合、これはすぐにでも対抗するべきです。

しかしながら害獣の力が強すぎる場合もあります。
1匹2匹のイノシシならなんとかなりますが、10数匹という大群であったり、イノシシどころか数頭のクマであったり、敵わない場合もあります。

その場合は直ちに場所を移動しましょう。

畑を守るのが厳しい場合は、また土地を変えて畑を耕す方が賢明です。
遠く離れた場所までは害獣も来ることは出来ませんので、労力は掛かりますが新たな場所で始めていくということです。

繰り返しますが畑の作物が被害にあった場合、一番の悪手が無抵抗で我慢するということです。
これはただただ作物が食べられていくだけということを意味します。害獣に良心を期待することほど愚かなものはありません。理解を求めることは不可能と考えてください。

対抗策を取るか、新たな場所でやっていくか。

手間にはなってしまいますが、このどちらかの選択を取るべきです。


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