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劇場版シティーハンター主題歌のフル尺を初公開したShinnosukeが、DJ配信を振り返る!

 8月19日25時、さいたま市のラジオ局・REDS WAVEで放送された番組『ShinnosukeのPop Life VOL.173』を聴いた。今回は去る8月8日、TM NETWORKの公式YouTubeチャンネルで行われたDJ生配信に、Shinnosukeが出演したときの話がたっぷりと語られた。さらにこのときDJプレイで用いた楽曲が放送された。
 9月8日の劇場版シティーハンター公開、9月6日の主題歌『Whatever Comes』発売を前にして、Shinnosukeに活躍の場が巡ってきた。
YouTube Live DJイベント〈“CITY HUNTER” × “TM NETWORK” All Time Best Mix Party Night ~Mixed by Shinnosuke~〉
 
このように銘打って、TM NETWORKの楽曲やTVアニメ『シティーハンター』で使われた楽曲をDJミックスで楽しむ企画だ。オファーの話が持ち込まれてきたとき、Shinnosukeは「やるやるやる!やらせて下さい!」と食い気味に二つ返事で快諾したというから、かなり嬉しかったに違いない。
 ただ、主題歌『Whatever Comes』はこの時点でTVサイズの短縮版しか公開されておらず、フルコーラスはこの生配信が初公開となる。ふつうはメンバーがいるときにやるものなんだろうが、自分でいいのか?というプレッシャーも感じつつの出演だった。筆者もこのDJ配信を見ていたが、しっかりと大任をまっとうしたと思う。お見事だった。
 当初は60分の予定が、90分まで延長。スタッフからは、延びる分には構わないと言われていたそうだ。

 TM NETWORK『Get Wild』

 1曲目は『Get Wild』でいくと決めてかかっていたという。で、『Whatever Comes』で締めるつもりだったらしい。実際にはそのあともしばらくDJプレイが続いた。
 『Get Wild』はそれこそ何度もリピートで聴いていて、どこにどんな音が入っているか把握しているので、譜面を見ないでも打ち込めると言っていた。この曲抜きにはシティーハンターを語ることはできないが、まさかド頭1曲目がこれだとは、筆者は意表を突かれた。さらに後半で別バージョンの『Get Wild'89』を出し、『Get Wild』を2度使ってきたことも意外だった。
 スタッフからは、TM NETWORK以外でもシティーハンターで使われていた曲はかけてもいいと言われていた。そこで、小比類巻かほる『CITY HUNTER~愛よ消えないで~』や、FENCE OF DEFENCE『SARA』も組み込んだという。

 小室哲哉『RUNNING TO HORIZON 2023 Shinnosuke rework』

 DJ配信中に、この曲が『シティーハンター3』で使われたバージョンとは別の、SHEP PETTIBONE SPECIAL REMIXの方だと気づいた方はかなりの通だろう。ShinnosukeもShep Pettiboneについて、ハウス・ミュージックのプロデューサーで、マドンナの『Vogue』などを手掛けたと解説していた。実はこのバージョンからさらにShinnosukeが音に細工を施している。SHEP PETTITBONE SPECIAL REMIXをベースとしながらも、アニメで使用されたオリジナルのイントロのタム3発を、中盤に挟んで変化を持たせるなど、かなりこだわりのリミックスだ。配信中のチャット欄でも好評だったと記憶している。
 そういえば、篠原涼子の『恋しさとせつなさと心強さと 2023』でも同様のテクニックが用いられていた。時を経てリリースするヒット曲の、印象的なイントロを中盤でもう一度使うという発想は、音楽制作の上でも大きなヒントになるだろう。

 Shinnosukeは番組中に、オリジナルのそのままの雰囲気が壊れるのを嫌うリスナーがいることも想定していて、あまり加工をやり過ぎないように気をつけたと言っていた。DJプレイ自体は好評で、筆者も存分に楽しんだが、「なんだ!?手加減してたのか!?もっと派手にブチかまそうと思ったらできてたのか、遠慮しなくて良かったのに!」というのが率直な感想だ。

 配信場所もシティーハンターの舞台である、新宿をわざわざ選んだというこだわりっぷり。配信スタイルは無観客だったので、反応が見えづらく、演者にとってはプレッシャーだったという。DJプレイ中のチャット欄もほとんど追えていないが、盛り上がっていることだけは分かったようだ。実際には、最大同時接続数は6000を超え、『Self Control』の最中は、人差し指の絵文字が多過ぎて、チャットが落ちてしまうほど大盛況だった。

 TM NETWORK『DIVE INTO YOUR BODY extended 12' version』

 夏のお祭り感を出したくて選曲したのが、こちらの楽曲。TV番組『夜のヒットスタジオ』出演時の印象を語った。こちらもリミックス・バージョンを軸に『永遠のパスポート』や『RHYTHM RED BEAT BLACK』といった、他の曲のイントロを曲中に組み込んでみたり、TRF的なニュアンスも混ぜ込んでみた、DJ配信ならではのミックスをラジオでオンエア。
 正直、あのYouTube配信1回こっきりだと思っていたので、まさかラジオでもう一度聴けるとは思っていなかった。嬉し過ぎる。

 当初の予定をオーバーした生配信だったが、まだまだかけたくてもかけられなかった楽曲があったようだ。例えば『We Love The Earth』など。それから、『BEYOND THE TIME』だとガンダムになってしまうから、今回はあえて外したそうだ。番組の最後は、まだまだ話し足りなさそうな感じで終了したが、シティーハンターやTM NETWORKが好きで、8月8日のDJ配信を見ていた方には、面白い放送だったことは間違いない。

 Shinnosukeのレギュラー番組・Pop Lifeは、下記3局で放送中。ぜひチェックしていただきたい。
DARAZ FM http://www.darazfm.com/

REDS WAVE http://redswave.com/

FMふらの http://radio.furano.ne.jp/#


https://twitter.com/otonanoenta/status/1688716799255396352?s=20


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