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Shinnosukeが夏の終わりにオススメする楽曲

 DARAZ FMのラジオ番組『Pop Life』。MCのShinnosukeは、新規のリスナーに配慮して、先月からの浅倉大介を称える流れから変われずにいるそうだ。いやいや、長年のSOUL'd OUTファンのリスナーもたくさんいるだろうよ!とツッコミたくなるところ。でも、自分の番組なんだから自分自身の好きなようにやればいいという意識も併せ持っているようすだ。

 SOUL'd OUTは解散後も支持され続けているのを僕は感じている。第一興商のカラオケ動画・録音サイトのDAM☆ともでは、SOUL'd OUTの楽曲で印象的な投稿を見たことがある。

 9月3日の放送では、去り行く夏に思いを馳せる曲調をセレクト。まずは90年代の洋楽で、Around The Wayの曲『September』からのスタートだった。クリエーター・Shinnosukeの源流に迫れるかも知れない。自らも音楽制作をするのなら、チェックしてみてはいかがだろう。この番組では、過去にAround The Wayの最も有名な曲『Really Into You』も流したそうだ。でも僕はこのどちらでもなく、『Groove Me』という曲が刺激が強くて気分良いなと思うんだよね。

  蛇足だが、『September』という同タイトルでアース・ウィンド&ファイヤーによる別な曲の存在を、Shinnosukeがチラッと挙げていた。筆者は『Groove Me』という同タイトルで、FUN FACTORYによる別な曲を気に入っている。こちらは、さらに刺激増し増し。どちらも同年代に活躍した洋楽アーティスト同士だ。両方知っている方はいるだろうか。このタイトルの言い回しを覚えておけば、歌詞や曲中のセリフにも使えるかも知れないね。Groove Me、Move Me、Prove Me、Choose Me…など、韻も踏めそうだ。

 続いては邦楽でTM NETWORK。先月末にTwitterのトレンド1位で話題を集めたのも、記憶に新しい彼ら。そのライブ音源から、『永遠のパスポート』をオンエア。こちらも夏の終わりに聴くとセンチメンタルになる楽曲だ。まずはShinnosukeが楽曲のコード進行に触れる。それに加えて、デビューして間もない頃の初々しいレコーディング音源もいいが、経験を重ねて磨きがかかった状態でそれをライブの場で再現するのも、「いいですよね!」と、語気も高く気持ちを込めて語っていた。

 こういう話を聞いて、筆者はB'zのライブのエピソードを思い出した。キャリアを積むうちに、会場はアリーナやドームクラスへと大きくなり、海外から腕利きのミュージシャンをサポートに呼べるようになった彼ら。そこまで大きな存在になってから、節目のときにあえて2人だけでデビュー曲『だからその手を離して』を披露する一幕があったのだ。それも歌とギター以外のパートはすべてカラオケという、デビュー当初のスタイルでだ。古くからのファンにはたまらないだろう。

 さらに近頃猛プッシュの、アニメ『ユーレイデコ』のコラボレーション・ソングである『I AM I』もオンエア。こちらも夏の終わりに心地良いサウンドだなと筆者は感じる。Spotifyだけに話を限定しても、先月の公開から1ヶ月足らずで再生回数3万回超え。Sarah L-eeにとっては飛躍のきっかけになったことだろう。この曲についてはインタビューも受けているという。それも、Sarah L-ee・浅倉大介・Shinnosukeの3人揃ってということなので、これは楽しみなニュースだ。


 今年、筆者が特に目を引いた音楽インタビューのひとつが、中島美嘉のアルバム『I』の、サウンド&レコーディングマガジン7月号掲載分。中島美嘉本人はもちろんだが、製作を全面サポートしたCOLDFEETの2人も同席でのインタビューだった。やはりボーカリスト1人だけで受けるよりも、深いところから話が引き出されるので読みごたえが違う。この度の『I AM I』のインタビューもそうなるのだろうか。良い予感しかしない。

 この曲はさらに音楽プロデューサーの佐藤純之介も製作に絡んでおり、男性陣はみんな名前の結びが「~介」である。ボーカルのSara L-eeも「せら介だ!」と言っていた話には、彼女の強引な割って入り方に思わず笑ってしまった。

 むしろ男性陣をShin L-ee、Jun L-ee、Dai L-eeに変えさせるぐらいの気概があってもいいんじゃないだろうか。

 自分名義の楽曲もどんどん前面に押し出していきたい、と意気込みを語っていたShinnosuke。今後の動向にも要注目だ。また、大楽聡嗣のラジオ番組にゲスト出演し、その収録を行った話もしていた。



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