見出し画像

MOTSUがラジオ番組にゲスト出演!(前編)

 毎週木曜23:30から放送しているインターエフエムのラジオ番組・クリエイトークまで3・2・1!に、MOTSUが10月5日と12日の2週に渡って出演した。番組ナビゲーターはAkira Sunset。さらにライバー事務所・321.incからアシスタントが毎回出演する。5日はまさみん、12日はおゆいだった。

 この2週に渡り、
芹澤優『JUNGLE FIRE feat.MOTSU』
m.o.v.e『Gamble Rumble』
芹澤優 feat. DJ KOO & MOTSU『EVERYBODY! EVERYBODY!』
に加えて、321.inc所属ライバーの楽曲などがオンエアされた。

 番組の冒頭では2週とも、アシスタントがMOTSUのプロフィールを読み上げた。おおよそ次のような内容だった。
 「今夜のゲストMOTSUさんは22歳で渡米し、ラップとダンスを独学で習得。1990年にダンス・ミュージック・ユニット・MORE DEEPのリーダーとしてデビューすると、1997年にはmoveへ参加。さまざまなアーティストへの楽曲提供やリミックスアルバム、さらに数々のアニメソングの制作にかかわるなど、幅広い活動をつづけています。」

 Akira SunsetはMOTSUに関する資料を事前に読んでいて、その話題からスタートした。出だしから笑える話で盛り上がる。「『永遠の18歳』と書かれていたんですけど、22歳で渡米してるんですよね?」と、矛盾点に突っ込む。
 MOTSUも困った顔で「なんかもう、そこでブレてるんですよね」と答えた。このときの男性陣2人の笑い声で、一気に場が和む。これに続いてまさみんも笑いまじりに「たしかに!」と言って、この輪に入った。
 MOTSUも苦笑しながら「すいません、本当にもうね」と言いながら、
過去に自分が「永遠の18歳だから」という発言をしてまあまあウケたことがあり、ずっとそれを使っているという話をした。

 「ヒップホップが好きだったので、本場を見てやろう」という強い気持ちがMOTSUに芽生え、渡米に至る。だがマンハッタンとかではわりとトレンドが終わっていて、ヒップホップに代わってハウスが隆盛の時代になっていた。ヒップホップ目当てで渡米したくせに、「今はハウスでしょー」という顔をして、クラブ遊びに勤しんでいたという。MOTSUは当時の自分を茶化しながら、このように振り返った。

 半年の渡米期間の後、帰国してダンス番組に出演し、優勝する。ここからMORE DEEPへと至り、「(音楽で)メシが食えるようになった」とMOTSUは言った。
 ここからm.o.v.eに至る流れが展開される。筆者も、断片的な情報でなんとなく分かったつもりになっていたことが、MOTSU本人の口から時系列を追って説明されていって、ようやく合点がいくという感じで、興味深く聴けた。聞き手のAkira Sunsetも音楽制作者なだけあって、MOTSUの話に「そのときはまだエイベックスはないですよね?」とか、「ZOOとかより前ですよね、ちょっと早すぎた?」といった制作環境や時代性に絡めた相槌を打ってくるので、話が深まる。

 話がm.o.v.eまでたどり着くと、Akira Sunsetが乗っていた車種の話で盛り上がる。彼が「当時、僕ハチロク乗ってたんですよ」と言うと、MOTSUは「ええー!」と驚きの声を上げた。「家の車がハチロクで。漫画も読んでましたし、オープニング映像が流れると、結構ワクワクして。」と、アニメ・頭文字Dに夢中になっていた頃を思い返していた。その車はもう手放したそうだ。男性陣2人が、この車は当時それほどでもなかったが、今アメリカでは値段が高騰している話をする。その値段・300万という額に、まさみんも驚いていた。

 MOTSUは「音楽業界に入れたのはたまたまだと思う。それまではラーメン屋さんだった。」と言う。意外な過去に、Akira Sunsetとまさみんの2人も驚きの声をあげた。
 番組開始前に言葉を交わしていたAkira SunsetとMOTSU。実は13年前ぐらいに会っていて、近所のカラオケに一緒に行ったそうだ。
 そのときはAkira Sunsetのアーティスト契約が終わってしまうタイミングだった。この告白にはMOTSUも大きなリアクションをとり、「そうだったんだー!」という声をあげて驚いていた。
 クリエイターとして大事なことは、楽観的であることだというMOTSUの話を受けて、Akira Sunsetはこう言う。当時の自分は悲観的になっていたが、作詞作曲をずっとやっていたので「これで食ってくしかないな」と奮起。活動を組織化して、Akira Sunsetがトップライナーとしてメロディーと歌詞を書き、アレンジャーが会社にたくさんいるという状況を作った。こうして10年経ち、またMOTSUと再会。この嬉しさを言い表した。

 MOTSUは「ポジティブに前向きに、できると信じてやるのが大事。楽しむためにお客さんはお金を払う。悲しそうな顔してるところに、なかなかお金は払いたくない」だと言った。Akira Sunsetは「楽観的とまではいけなかったけど、MOTSUさんの意見はめちゃめちゃわかる」と言う。

(後編につづく)

m.o.v.e『Gamble Rumble』


関連記事
この記事のつづきはこちら。


m.o.v.eによるカバー曲をピックアップ


番組のプレスリリース


出演者の楽曲
まさみん『BIRTHDAY~特別な日々~』