市民講座「インフラメンテナンスことはじめ」高専生向け試行
REIM長岡高専ではインフラメンテナンスの技術者を育てるとともに、市民向けに身近な橋のメンテナンスに関心を持ってもらうための取り組みを考えています。その一環として、みんなで橋の簡単な点検をしてみよう、というイベントを、令和3年7月29日、(まずは高専生向けに)行いました。
まずは座学から。日本の橋梁は今後どんどん老朽化していくので、そのメンテナンスが大切なこと、橋のしくみと構造、橋によくみられる劣化と点検のポイントについて説明しました。
そして近所の橋に移動し、橋面からチェックできる項目を点検しました。点検には日大工学部 構造・道路工学研究室で開発された簡易橋梁点検チェックシートを用いました。
さらに、桁の下を覗き込めるリモートカメラシステムを使って、桁の下を観察してみました。かゆいところに手が届くような、届かないような・・・
最後に教室に戻り、点検結果の解説を行いました。高専生からは「専門用語が難しい」との声が。本物の市民講座に向けた反省点です。
なお、今回の講座開催にあたっては、長岡市土木部道路管理課の協力をいただきました。ありがとうございました。