第5期順位戦 総括と感想
まず、今回も企画運営に携わって頂いた皆さん、対局・感想戦をしていただいた皆さんに感謝します。ありがとうございました。
今期は
□ 後後先先後先先先後後後
自 居居振振居振居居居居居
□ ●●○○○●●○●○○
相 居居振振振居居振振居居
と、6勝5敗と勝ち越すことができました。
どのような将棋であったかは、暇な時に過去の自戦記をご覧ください。
今期は6勝しましたが、実質負けだなと思う内容がありましたので、●が多くあっても不思議ではありませんでした。
前期の総括でもあげましたが、相手が決まっている所(対策ができる)感想戦があること、強い人とやれる所、順位戦というシステム上、ライバルがいて、上に行きたいという向上心や闘争心が普段の将棋より、強く表れるのが醍醐味だと思います。また、対戦前の独特の緊張感を味わえるのは棋戦ならではだと思います。
対策ができることで棋力差が縮まると考えていまして、前期は初参加でしたので、自分の棋風が知られていない為、自分は勝負の前は戦形を偏らせたりして、戦形を悟られないようにしてました。
そのアドバンテージがなくなったと思いましたので自戦記を今期から書くようにしました。ただ、どこまで書いていいか、どう表現したらいいかわからず、イメージ通りに伝えられなかったと思います。負けた時は、のたうち回る思いやボヤキたい思いで行儀良くできないのが心情ですので、投了しきれないのが対局時にはよくありました。
自分にとって『何をしてくるかわからない』というのが理想で、居飛車、振飛車関係なく、指したいというのがありまして、意気込みでも「いろんな戦形が指せれば」と決めてました。
オールラウンダーと言うには棋力や知識が足りず、前年と同様に相手の棋譜を確認してましたが、うまく活かせず自ら局面を悪くして星取りのように対居飛車に苦戦し、イニシアチブを握る将棋にできませんでした。
また、局後の検討でも実際に指していた時との形勢判断に乖離があり、楽観や悲観し過ぎて、悪くしてしまうこともありました。なので、こういった課題を改善して棋力をあげていきたいです。
6月から11月までと、短期間で行われる棋戦ではないので、勝つためには安定した棋力やモチベーションの維持が必要なので、そういったものを身につけるのに繋がると思います。
前期は相手の棋譜を見て対策したり、感想戦をしていただいたり振り返りツイートしたり、今期からは自戦記を書いてみたりと、なにかをするきっかけになると思います。
個人的に、自分は将棋を指すことは好きなのですが、最近は気力が追い付かず指す頻度が減ってきたと自覚しております。無所属ですので、自意識的にやらなければ定期的に将棋を指せないもので、気力がなければあっという間に2週間、3週間と将棋を指さない期間ができてしまうことになります。
通常であれば誰にも迷惑をかけず指さないこともできますが、こういった棋戦では、迷惑をかけますから、参加するという意気込みさえ作れば後は、自意識とは別の意識で、なあなあで定期的に将棋を指すことができました。
それに指すからには悪い内容にはしたくないですから、その前に将棋に触れたりと、自分が将棋を指すことを繋ぎ止めることにもなりました。
全ての対局でこのような考えを持っていたかと問われると嘘になりますが、将棋を指せたことは良かったと言えます。
今期、内容的に悪い将棋が多く、それだけに悔しい思いはありますので、次回参加する機会と気力があれば昇級に絡めるように頑張りたいです。
またどこかで対局する機会があれば、そのときはよろしくお願いします。
御鈴