指す将最終戦
最終戦梅球さん戦、勝てば勝ち越し、負ければ負けこしと、勝ち越しをしたい手前なんとか勝ちたいと思っておりました。
しかし実際に観戦した二局ぐらいしか梅球さんの棋譜情報が取れず、後は他の人の感想ツイートで中飛車もやるのかーぐらいの印象でした。
観戦した二局は相居飛車の将棋だったので、それを焦点に作戦を考えた結果、袖飛車穴熊を採用しようと考えました。
とはいっても、三、四間が来ても相振りにできるような展開も残して駒組を進めました。
雁木の形が見えたので、いきなりは攻めてはこないと確信しこちらも駒組を進めていきました。
攻めの拠点は作られたものの、玉形は固く、7二に飛車を戻せばこちらも悪くないという思いはありました。
この金寄りは反省でした。取らせてしまう金の予定でしたので、角道を止めてしまい攻めを重くさせてしまい形成を損ねてしまいました。やるなら△3四金▲3五歩△2五金と飛車先を止めてならせない働きをさせるべきでした。
飛車先を止められないよう先に飛車を浮きましたが、これも良くなく、とられた金で催促をかけられて、攻めの決心を致しました。
左に逃げられるともう勝ち目がないと思い、
△6八金▲同金△同と▲同玉△4七金
と縛りを着けました。
これも取らずに、銀を取られても感覚的に詰まないと思い7七歩としましたが、時間があったのでもっと読んでいけば良かったです。
竜切が見えておらず、同玉、同金共に明らかに詰みそうな感覚を持ちまして、指運で同玉からの逃げを選択しました。
後は逃げれるか捕まるかの勝負になりまして、いくら考えても正解がわからないので、詰まなさそうな玉捌きをしていきました。
部分的に、また玉が下に落ちることも見据えて、7六桂は取りたかったですが、8八桂からが嫌な感じがしまして取れませんでした。
結果的は取った方がいいだろうと結論つきましたが、あの場面では取れなかったです。
ここで、やはり桂馬取っていればと後悔はしてましたが、他の手もあっただろうなと思いで指してました。指せる手は一手しかないので、読みは打ち切りです
局後、歩が足りて詰みな形と知り、自分は詰め将棋の玉側で如何に考えていなかったか反省です。
上記の通り、自分の詰み筋を考えてなく、5三銀でも逃げきったかな(実際は詰み)と思いまして、この手は局後タップミスと知りましたが、結果的に詰んでいたので、穴熊に慢心しておりました。
結果的に相手の操作ミスで勝ちをいただいたことになりました。
穴熊に慢心し、他の守りが疎かにしてしまい、そのために攻めを強いられましたが、勇み足で終わってしまい、逆にその隙から針の穴を通すかのような手順で玉を寄せていくことは見習わないといけませんでした。
梅球さん、ありがとうございました。
これからも頑張ります。