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なぜ私がパワースポットに行くのか

 3月7日から熊野へ行って参りました。世界遺産になっている熊野は、見どころいっぱい。一週間居ても見切れないと思うほどでした。しかも、海も、山もあり、様々な様相が楽しめる場所でした。旅に行くのが私の裏業のような?本業みたいな感覚があります。よく「呼ばれる」的な言葉は好きではなくて、本能的に行きたくなる、居ても立ってもいられなくなるような感覚になります。実は、今回、前フリのような出来事がありました。銀座でカラスが鳴くのを聞いて、ベランダに出たいほどの賑やかさだったのです。仙台に住んでいた頃は、自宅が保安林のすぐそばで、カラスの寝床の近くだったこともあり、カラスは珍しくなかった。ところが、銀座でカラスが鳴いていて、しかもずっと近くにいるんですよ。ベランダに出たら、つがいのカラスが2羽。これはなんか、あるなぁ、と話していました。実は、その日に友人と会うことになっていて、その友人は東日本大震災の前日までに会っていた大切な人。カラスといい、もしや、そっちのお知らせかと思い、それならそれで覚悟しようと思っていました。そのことは、言葉にしませんでしたが、夫も同じことを思っていたと後から聞きました。でも、その日は、何も起こらず。
 そして、その友人は、私たちと会った翌日、大震災レベルの大きさの災害ではなく、その大きさに匹敵する慶び事がありました!災害ではなく、慶び事です。時代は反転しましたよね。そうできるってことです。意識が変われば。そう実感しました。

 さて、それで私は、というと。居ても立っても居られないくらいの感覚があり、動かなくてはいけない。でも、どこに?というのがハッキリしなくて直前まで、あそこかな、それとも、こっちかな。なんてやっていたのです。そして、昨年、京都、大阪に行ったときに立ち寄りたかった(遠すぎて断念)「花乃窟神社」に行こうと決まり、夫が気になる場所もいくつか立ち寄ることにしました。三泊の車旅。この旅が、カラスに繋がっていく。でも、この時はわかりませんでした。

海沿いにある美しい場所。ここは、自分は自分が思っているよりずっと愛されていることをそっと教えてくれる場所。お綱が神と人を繋ぐ場所。海が近くということもあり、心の中のわだかまりなどが浄化されていくようなこともあると思います。抜けがよくいいエネルギーに満ちていました。大事なのは神と人が交流していること。ここは、神と人が良い形で交流があると感じた場所でした。


 この海には、心底癒されました。
寄せては返す波は、どの波も、一つとして同じ波じゃない。
それなのに、あるリズムを感じるのです。
鼓動のようなリズムを。
全然違うのに完全なる調和が感じられる。
大きなメッセージです。

そして、次は、車でほど近い鬼が城です。

千畳敷


千畳敷から海を見る

「鬼」とは、いったい何なのでしょうか。最近、「おに」について考えることがあります。自分を脅かす恐ろしい存在なのでしょうか。どうしても私はそう思えず、毎年、豆まきの季節に子どもたちと「福はうち、鬼もうち」と言っていたのを思い出します。うちに来たら、きっと鬼も寛いで楽しんでくれそう!なんて思っていました。
千畳敷は、2007年にアリゾナ州に行ったときに訪れたモニュメントバレーの中に近い感覚になれる場所がありました。

アリゾナ州 私は、右から二番目


そして、次は夫が行きたいと言っていた神倉神社
ここは、登ります。めっちゃ登ります。雨の日は、岩で滑りそうなくらい。私も頑張りました!この岩が、御神体だそうです。ここは、いろいろなおじさまが「この木は、ここで一番古い大木だから触っていくといいよ」とか、「この岩が御神体だから。写真撮ってあげるから。」とか声をかけてくれる。

そして、次に、日本で最大(一段の滝で)の那智の滝へ。


夫は、世界最大の落差がある滝エンジェルフォールにも行きました。

恩師と夫


世界一はものすごい迫力!

 ここまでで一日です。前日は、移動日で、夜通し運転して(私は運転免許がないので、全て夫が運転)、途中で温浴施設でお風呂に入り、仮眠を取って、夜中の2時に再スタート。近くのインターまで行って、再び仮眠を取り、朝になって花乃窟神社へと向かったのでした。仮眠をとったインターが「始神峠」という場所の近くだったと朝になってその名前を見て「始まりの旅なんだ」と思いました。
 一日中、思いつくままに巡って、それから愛犬OKの民宿へ。温泉がとても良く、ご飯も美味しく、まるでおばあちゃんの家に行った時のような大家族感。あったかい宿でした。お部屋は広くて2日ぶりのベットで爆睡できました。美味しい朝食をいただいた頃には、他のお客様は既に出発していて、皆さん朝が早い!

 さて、これからがカラスに繋がります。宿を出て、コーヒーが飲みたくなったので、とても美しい珈琲店へ。ここのお店から見える大きな鳥居がとても心惹かれます。

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