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20210420-20210426

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告知はあっさりと。
これを渡された瞬間は、ずっしりと。

告知は、本当に淡々と、あっさりと言われた。
それに対して私もあっさりと、じゃあ具体的にこれからどうしたらいいですか?って聞いた。
診察室の外で待ってる時、看護師さんがこれをくれて、受け取った瞬間、はじめて泣いてしまった。
「やっぱりあれは、がんの話してたんや〜」って、改めて、自分は「がん」になって、その戦いが始まったんやって現実が一気にきた。
仕事抜けて病院に駆けつけてくれた両親と、飛んで会いに来てくれた友達がいなかったら、さすがにやばかったかもしれない。


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がんと言われても、仕事に行かないといけない。
誰にも言えないまま、明るくいないといけない。
めちゃめちゃ辛かった。

がんって言われたけど、仕事は普通に行かないといけないし、仕事場では、その事は顔に出さず、元気に明るく、テキパキ働かないといけない。
それはできるんやけど、ふと我に返ったら、「私、がんやのに?」って、悲しくなって、涙が止まらなくなった。
自分がかわいそうで仕方なくなった。


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「大丈夫」には、教室のことは気にしないでって事と、あなたなら大丈夫が込められてて、ここで働けてる事を改めて幸せに感じました。

ただでさえ今職場は大変で、私が頑張らなあかん時やのに〜って思うと、申し訳なくて仕方なかったけど、「自分のことだけ考えて」って言ってもらえて、私も無理したらあかんと思うし、「帰ってきてくれるのゆっくり待ってるよ」って言ってくれる職場があることが、嬉しい。


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しんどいのに、何を背負ってるか言えずに
勝手に傷つくのはどっちにもよくない。

連絡を取っていたタイミングの友人達に、病気のことをぽつぽつと報告し始めた。
受け止めて、悲しんで、悔しがって、でもそんな私とのコミュニケーションを遠ざけずに、ずんずんと話を聞いて、私の考えている未来を応援してくれる力強い人達の存在に、1人で立っていられない時に、飛び込める場所がある嬉しさと感謝の気持ちでいっぱい。


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いえべでも、ぶるべでもない。


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うちのお姉ちゃんはとっても強いんだ!
(by 妹)

遅れてるくみっきは、携帯に毎日一言メモを残してるんやけど、この日のメモがしっくりこなくて、妹にお願いしたら書いてくれた!
2回目やから要領わかってる!(笑)
我に返ったら「辛い〜」って沈んでしまう中で、今家族の存在が本当に大きいけど、そんな中でも妹の存在は、さらに大きい。
毎日お腹痛いくらい笑ってるから、手術の後はそのせいでお腹切れて、再入院ならないようにほんまに気をつけなあかん。
らぶ・いんだん♡


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次の日は両親も一緒に病院に行って、がんの大きさやステージを聞いて、これからの事を決める大事な日。
考えても悩んでも、結果は変わらないから、とにかく瞑想で頭を空っぽにする。

もうこの時には、「子宮を全摘出します」って先生に言う事に決めてたので、自分の口で、そんな辛い事を親の目の前で言う勇気出すの、すごいパワー使うに決まってるやん。

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