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特に、女性の方へ

前回の投稿をみて、たくさんのエールをいただき、ありがとうございます!
毎朝起きて、「夢ならいいのに」って思うくらいに現実は重いですが、こうやって応援して、支えてくれる存在がたくさんいてくれるという安心感が、毎日私のシリアスを、明るく彩ってくれます!

今回の話をすると、「どういう経緯でわかったの?」とよく聞かれます。
子宮頸がんという、頭の片隅にはあるけど、まさか自分の身に急に降ってくるとは思ってもいない(人の方が多い。私なんてまさにそう)、身近で怖い、女性しかならない、がん。

子宮頸がんとは。

子宮頸がんは他のがんと違い、原因がわかるがんと言われています。
私の場合も、はっきりとその原因がわかっていて、思い当たる節は1人だけ。
長い付き合い・短い結婚生活だったけど、ひどい思いをさせられて、今世では会おうとしても二度と会えないところに1人で勝手に行った人。
だからこそ、私は悔しくて悔しくてたまらないのですが、定期的な検診に行っていなかったのも、私が反省しないといけないところです。

私が今回異変に気付いたのは、昨年・2020年の11月。
あるきっかけで不正出血が起きて、そこから今現在も、ずっと出血が止まっていません。
生理はずっと周期的で、特に今まで異変もなく、だから血が止まらないのは不安だったけど、ストレスかな、そういう月もあるか、と最初は思っていました。

次の生理を待とうと12月の生理を待って、その後も出血は止まらないので、産婦人科を調べました。
新規の予約が取りにくくて、結局初めての診察は年明けになりました。

初診は、子宮頸がん検査や血液検査・ホルモン検査などなど。
1週間後に結果は出ましたが、結果はどこも異常なし。
「上皮内病変や悪性を疑う細胞は認められません」とはっきり書かれた検査結果。
内視鏡で見ても、どこも気になるところは見当たらないし、卵巣もめっちゃ元気そう〜とまで言われていて、心のそこからほっとしましたが、それと同時に、「じゃあ何?」は強まります。
ひとまず、次の生理まで様子を見るのと、排卵がうまくいってない可能性もあるから、基礎体温つけておいてと宿題をもらって、その日は帰宅。
おそらくストレスじゃないかなって言われて、ストレスたくさんだけどそんなことで自分の体がおかしくなるなんてあんまり思えないけど、結果聞いて安心して、止まるかもとも思ったけど、やっぱり止まらないので、一ヶ月後また病院に。

このあたりのくみっきです。

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3日くらい止まる日が少しあったりもした。


基礎体温みても排卵はしてるし、内診しても異常はなさそうだし、1週間だけ抗生物質のお薬で様子みようと薬を処方されて、薬を処方してる時は止まったんだけど、なくなるとすぐまた出血の再開。
主治医の先生もお手上げになって、もしかしたら炎症の可能性もあるから、その炎症とかの処置をすぐできる近所の産婦人科か、一番大きい病院に行くかと聞かれて、早く治したいし、遠回りしたくなかったので、大きい病院の招待状を書いてもらいました。

大きい病院でも、やっぱり最初は子宮頸がん検査や血液検査・ホルモン検査などなど。そして結果は変わらず、異常なし。
MRIも撮ったけど、先生が見ても、はっきりと気になるものは写っていない。
じゃあ何〜!?ってなってたのは、私だけじゃなくて主治医の先生もで、もう一回詳しく見せてほしいと言われ、いつもと違う内診室に案内され、結局どういつもと違った検査だったのか今もわからないんだけど、その検査の途中に先生が撮影した子宮頸部の写真が、後々、私の子宮頸がんを見つけてくれました。
その日は「4月9日」で、帰って、「子宮の日」ということを知って、なんか切なくなったのを覚えています。

次の診察の日、4月20日。
写真と、前回の検査結果をもとに、先生から「子宮頸がん」と告知されました。
その日に急遽CTスキャンもして、今の状態だとステージはわからないから、次回、ご両親も一緒に来てもらって、これからのこと決めていきましょうと言われ、どんどんと話は進み、今に至ります。

長々と経緯を書いてしまったけど、何が言いたかったかと言うと。

私は今、子宮頸がんと診断され、二週間もしないうちに、子宮の全摘手術をします。
そんな私が、2回の子宮頸がん検査で、「上皮内病変や悪性を疑う細胞は認められません」と診断されています。
私の場合、不正出血という食い下がる理由があったけど、もしも、お腹が痛い気がする、、とか、自覚症状に自信がなければ、きっと子宮頸がんとは気づかず、今も普通に生活して、どんどん進行して、気付いた時にはもう手遅れになっていた可能性は高いと思います。

子宮が、不正出血という大きいSOSを出してくれたこと。
最初の先生が、今の主治医をすぐに紹介してくれたこと。
今の主治医の先生が、検査結果に頼らず、触診や画像を見て、徹底的に丁寧に見てくれて、がんに気付いてくれたこと。
「不幸中の幸い」は言葉は合わないかもしれないけど、子宮頸がんという事実は変わらないんだから、今気づけて、コロナ禍の中で、すぐに手術をしてもらえること、よかったなと思っています。

私のステージは、今の所1b期という初期の方だけど、それでも子宮全摘出を選択するステージになります。
定期的に子宮頸がん検診に行っていると、もっと早い段階で見つけれて、子宮を全部取らなくても、子供を産める未来があったかもしれません。
でも、今回みたいに、子宮頸がん検査では引っかからなかったというパターンもあったんだと思います。

がんと告知されて、まだ一ヶ月も経っていないことに毎日驚いています。
一ヶ月前の「子宮の日」にも、「その可能性はある」とは言われていたけど、仮に子宮頸がんだったとしても、子宮頸がんなんて、がんの部分だけ取ってすぐ終わる手術で、子供も産めるんでしょって思ってたくらいの私です。
今の私は、難しいことはわからないけど、子宮頸がんがそんな簡単なものじゃないことはわかっています。
一ヶ月前と今では、人生観も命の重さも比べ物にならないくらい変わりました。
まさか2021年の5月の末に子宮がなくなってるなんて、過去のどの私も少しも想像もしていません。

今だって、手術が終わるまでがんの本当の大きさも転移の可能性もわからないし、仮に手術が無事終わっても、少なくとも5年以上は再発の怖さを抱えたままです。その先のことは、今は考えるのも怖くて、考えないようにしています。
こればっかりは、私は今、自分の生命力と運にかけて、周りの暖かい気持ちに支えられて、全力で、怖いのも痛いのも我慢して、頑張るだけです。

子宮頸がんは、「原因がわかるがん」でもあり、「防げるがん」とも言われています。
病気は本当に怖いです。
がんは、その中でも深くて、辛い病気です。
その中でも子宮頸がんは、ほとんどの女性に降りかかる可能性のある大きい病気です。
10年くらい前の自分に戻れるとしたら、定期的に子宮頸がん検診は行ってるなと思います。


というのを、どうしても話しておきたかった…!





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