ラグビーマガジン12月号 初心者でも楽しめる記事を選んでみました〜ラグビー新リーグどうなるの?〜
未知のウイルスが世界中を襲う、なんて誰も思っていなかった頃、ラグビートップリーグは2022シーズンから新リーグに移行することが発表された。
そして程なく、信じがたい事態が世界を襲い今に至る。
人生何が起こるかわからない、って本当なんだ。
しかし、予定通り新リーグは始まるらしい。そのディビジョン分けの参考資料として、年明けから始まるトップリーグの成績は、各チームにとって正念場となりそうだ。
でも、、あえて口にするけれど、
本当にできるの?この経済状況で。
企業スポーツだからこそ、ラグビー部に配分する予定の巨額資金を、非正規雇用の雇用維持に回せとか、従業員のボーナスにしろとか、社内で問題にならないのかな?
ある程度会社から自立した経営を目指すようだけれど、スポンサーをどうやって集めるの?
具体的な方針を、まだどこからも聞いてない気がする。
ラグビーマガジン12月号は、この問いに直接は答えていないものの、
新リーグ設立にあたってのアドバイス
という形で、Jリーグのクラブ経営本部クラブサポート部でクラブサポートオフィサーを務める
中村聡さん
のインタビュー記事が掲載している。ちなみに中村さんは高校からのラグビー経験者で、サッカーのご経験はない。
詳しくは記事を読んでいただくとして。
私は、最近このnote上で、Jリーグ、Bリーグのスタッフ経験者の方々の投稿を読んでいる。
そこで知ったのは、
スポーツビジネスの現場の厳しさ
だ。好きなスポーツに仕事として携わりたい、昔も今もそう夢みる若者達は多い。
しかし実情は、
やりがい搾取か⁈
と思えるほど業務時間が長く、業務そのものもシステム化も遅れ、その担当者の技量に頼る部分が大きい、らしい。
あれだけ巨額の札束が行き交う世界なのに、その基盤は意外なほど脆弱なのだ。
中村さんは、ラグビー新リーグ創設にあたり、
第一に、リーグの設立理念の大切さを訴え、
それを踏まえて、運営に携わる人材を慎重に採用すること、
選手獲得にあたっての、統一された明確なルール作り(統一契約書の作成)
を提唱されている。
正直なところ、どの項目についてもラグビー界からはまだ聞こえてこない、今のところ。
なぜ新リーグなのか?
たしかに、この必要性をはっきり伝えてくれないと、こんなにお財布の紐を締め上げている中で、ラグビーにお金を出そう、しかもそれなりの額を、なんて人はなかなか出てこない。
意気に感じる
という気持ち、どれだけ引き出せるか。実はこういう気持ちが一番人の心を動かす気がするけど。
ファンもこの話題を避けている気がする。確かに大物が次々来日するのは嬉しいけど、彼らの報酬は誰が払うのか、その分どこの予算を削るのか、って考えていくと、喜んでばかりはいられない。
初心者が読んだところで現場に口は出せないけれど、ファンが新リーグについて自分なりに問題意識を持つこともまた、新リーグ成功につながる、と思っている。
受け身すぎるよね、ラグビー界
また、続きます🙇♀️
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