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出でよ!ジャンヌダルク #5

株式会社FoodStoryJapan・ 山口 沙弥佳代表

7月から始まりました新番組(毎月第一金曜日・午後7時~)
「出でよ!ジャンヌダルク!!~女性経営者が未来を変える~」。
https://www.be-happy789.com/
毎回、創業間もない女性経営者にゲストとしてご登場していただき、
何故、起業し、そして、今後、何をして行きたいのかを、お好きな曲とともに根掘り葉掘りお聞きしていきます。
番組5回目のゲストは、大阪近郊野菜の宅配サービス「となりの畑」を運営されておられます株式会社FoodStoryJapan代表の 山口 沙弥佳さん.です。

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(写真:真ん中)

実は、この番組の5番目のゲストとなるんですが、結婚後に起業した、それもママになってから起業したと言うのは、今回の山口さんが初めてなんです。その山口さんの経歴がとてもユニーク!
神奈川県横浜市のご出身なんですが、小さい頃から「お笑い」が大好きで、吉本興業に入って芸人になりたかったとのこと。しかし、物心がつくようになってからは、社会の問題を解決して、多くの人を笑顔にしたいと考えるようになり、立命館大学政策科学部入学され、その後、京都大学経済学部に編入し、卒業!政策・経済を学ばれたのは、難民問題や貧困問題を解決するには経済の知識が必要だから・・・と言うことだったそうです。
就職先も、その視点で選ばれ、当時多くの就活生が憧れた外資系金融機関・リーマン・ブラザーズ証券に入社されます。それが2006年のこと。
そして08年には“授かり婚”で、結婚と妊娠というダブルの喜びが訪れます。

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(写真:OL時代の山口さん)

が!・・・
もうお分かりですよね!?2008年、そして職場がリーマン・ブラザーズ証券。そうです。あの「リーマンショック」で、その年に会社は倒産し、山口さんは解雇されるのです。
そこで、暫くの間は、ほぼ専業主婦として過ごされることになるんですが、ある日、鰹節から出汁をとっていた時に、娘さんから言われた一言に衝撃を受けます。さて、娘さんは何と言ったのか?こう言い放ったそうです。
「臭~い!」と。
山口さんは思いました。
「鰹節の香りを臭いと言う日本人は、いかがなものか?」と。
この一件があってから、山口さんは「食」に関心を持ち、「食」に関して何か出来ないものか、「食」をテーマに起業が出来ないものかと思いを巡らすことになりますが、真面目な山口さんは、家事もちゃんとしなくちゃ、母親業もちゃんとしなくちゃ、妻としてもちゃんとしてなくっちゃと葛藤されます。しかし、思わぬ事態が訪れるのです。
さて、ほぼ専業主婦だった山口さんが、起業しようと決意されるその瞬間とは?番組では、それをドラマ風に紹介しています。その台本がこちらです。

「沙弥佳!ボク、台湾に留学しようと思う!」
2015年。当時、勤務医だった夫から、そう聞かされました。
「一年間、向こうで勉強してこようと思うんだ」
自分で何かしたいと思っていた沙弥佳でしたが、
そのために周囲の人々に迷惑をかけるのは嫌、
周囲の人々に気を使うのはしんどい、とも思っていました。
もちろん、夫にも気をつかい、何も出来ないと考えていたのです。
しかし、その夫が一年間いない!
沙弥佳は思いました。
「これは、今、始めないと一生後悔する」と。
「とりあえず、スタートさえ切れば、何とかなるのでは」
「夫のいないスキに」・・・と思い立ったのです。
しかし・・・
やはり、それ以上の勇気が湧いてきません。
一歩踏み出すことが出来ず、半年程度、モヤモヤとした日々を過ごします。
そんなある日のこと、夫が一時帰国したのです。夫は言いました。
「どうせ、始められないんだろ?出来ないんだろ?」との一言。
その夫の投げかけた言葉に、沙弥佳の「負けず嫌い」のスイッチが入ったのです。「いや!私、出来るし!!」
そして、周囲の知人・友人たちに「私はやる!」と宣言したのです。

「やろう!やっぱり今しかない」と、沙弥佳は動きだします。
まずは、ママ友に相談すると、水茄子農家を紹介してもらいました。
もちろん、会いに行きます。そして、そこでまた新たな農家を紹介されて
また会いに行く。その輪は徐々に、そして、ドンドンと広がっていきます。
今年のコロナ禍においては、野菜だけでなく河内鴨や、なにわ黒牛といった
大阪の畜産農家、岸和田のしらす漁師ともコラボした企画商品をつくり、
幅広く地産地消を進めているのです。
今回のジャンヌダルクは、夫の何気ない、たった一言で誕生した・・・
と言っても過言ではないのでありました!

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いかがですか?いやぁ、面白い!
多分、夫は、何気なく発した一言だったのでしょう。しかし、それが山口さんの背中を押したのです。その後も、山口さんの事業構想はどんどん広がり、もっと料理の楽しみを感じてもらいたいと、例えば、男性もターゲットにしていきたいであるとか、最も料理を楽しんでいるシェフたちとコラボをしていきたいであるとか、さらにキッチンカーをもっと活用したいと目を輝かせるのです。
(となりの畑:https://tonarino-hatake.com/)

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そして、番組では、起業を考えるママさんたちにアドバイスを、とお願いしたのですが、山口さんは、こうお話ししてくれました。
「子どもたちには、よく『何にでも挑戦出来る人になって欲しい』と言うけれど、ママと言う子どもたちに最も身近な人物が、挑戦し続けていることを見せることは重要なことだと思う。確かに、始める前には思い悩んだけれど、始めてしまえば何とかなるもんです」と、エールを下さいました。
本当に山口さんは多くの人々を「笑顔」にしているに違いありません。山口さん、お話しをお聞かせいただき、本当に、ありがとうございました。

ジャンヌダルク プレゼント(野菜)写真_n

また、山口さんからのプレゼントもあります。
FoodStoryJapanが手掛ける宅配サービス「となりの畑」から
採れたて大阪野菜の感動を味わえるお試しセットを
お2人の方にプレゼントいたします。
ウメダFMのホームページの「プレゼント」ページから、そこにリクエストしたい番組の欄がありますので、「出でよ!ジャンヌダルク!!」を選んでいただいて、必要事項を記載してご応募下さい。

ちなみに、山口さんが、「ここぞ!」と言う時に聞く曲は・・・
GReeeeNの「扉」でした。♪♪
そこにある歌詞、「君の扉をあける鍵は、君のポケットの中」と言う一節が、当時起業を考えていた山口さんの心に染みたそうです。
確かに!君の扉をあける鍵は、君のポケットの中にあるに違いありません!

さて、次回の放送は、12月4日(金)です。お楽しみに!(*^_^*)

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