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出でよ!ジャンヌダルク!!#30

大谷邦郎

株式会社HANAEMIの代表 和田聖子さん

「出でよ!ジャンヌダルク!!~女性経営者が未来を変える~」。
(毎月第一金曜日・午後7時~)https://www.be-happy789.com/
毎回、創業間もない女性経営者にゲストとしてご登場していただき、
何故、起業し、そして、今後、何をして行きたいのかを、お好きな曲とともに根掘り葉掘りお聞きしていきます。
12月のゲストは、株式会社HANAEMIの代表 和田聖子さんです。

写真真ん中が和田さん

まずは、事業の内容から伺いました。

「女性の力を最大発揮できる職場を作ることに取り組んでいます。働く女性がどんな時もいきいきと働ける、活躍し続ける社会を目指しています。女性には、例えば、更年期障害など、女性のホルモンの変動による女性特有の心身の不調と言うものがありますが、それを踏まえた女性のキャリア形成サポートを、女性だけでなく、職場に向けてプログラム化しています」

この更年期障害、特に男性には理解しずらいのですが、深刻な場合は「めまいで歩けない」「駅のホームに立つのが怖い」「眠れない」「倦怠感が酷くて外に出られない」「人と会いたくない」などの症状が出るそうです。
思っているより大変です。
ところで、あなたが男性上司で、部下の女性がそうした症状に苦しんでいる様子だと気付いた時には、どう対応すればいいのでしょうか?

「まずは受け止めてあげて下さい。解決しようなどとは思わないで下さい。何が辛いかをちゃんと聞いてあげて欲しいと思います。そして解決でなくて一緒に考える、と言うことだと思います。と言うのも一人一人症状も違うし、どう働きたいかも違うし、職場の環境も違う。目の前の人がどうして欲しいのか一生懸命聞いてあげて、一緒に考えると言う姿勢が大事ですね」

はい、分かりました。心します。
さて、和田さんは、起業されるまで3つの職場で働いてこられました。どこも物心ともに満足できる職場だったそうです。まず、大学卒業後は日本生命に入社。転勤もありえると言う営業総合職と言う形で本社採用されます。
ここで、9年間働いてこられ、部下も持つようになりましたが、年齢も30歳を超え、「何となく飛び出したくなった」(笑)と退職されます。

日本生命時代の和田さん

その後、入った会社は「花屋さん」のベンチャー企業で、そこで店舗開発を
手掛け、これも面白い!となったんですが、会社の内部で不祥事が起こって、ここにいては巻き込まれると、2度目の転職。

ベンチャー企業時代の和田さん

そして3つ目の会社は上場企業のグループ会社の広告系企業。その会社、待遇もよく、仕事内容にやりがいもあって、楽しく働かれ、40歳前には関西の事業所長の要職に就かれます。しかし、45歳の頃から、何だかおかしいな、と感じることが出てきたそうです。
和田さんに何が起こったのか?そして、何故、起業するに至ったか?
番組では、その瞬間を切り取ってラジオドラマ風にお伝えしました。

「あれ?おかしい?体がしんどいだけじゃない。
今日だってそんなつもりはなかったんだけど、部下に注意しているうちに

止まらなくなっちゃった。このままだとパワハラになっちゃうと言うことは
分かっていたけれど、それでも止まらなかったの。彼、顔から汗が流れていた。何であんなことを言っちゃったの?どうしたの、私!」
毎日、仕事から自宅に帰ると聖子は、自己嫌悪にさいなまれ、
突然、涙が止まらなくなることもしばしば。
さらに、自信もなくなり、職場で自分の悪口を言っているのではと妄想にも
とりつかれ、ますます自己嫌悪に・・・と言う負のスパイラルに陥ります。
そんな時、社長の勧めもあって、病院に行くと「更年期」であることが明らかに。そこで、このままでは自分も辛いし、部下にも悪いと
事業所長を自らやめることを決断するんですが・・・
 
「自ら決断した訳だけど、結果的には、降格。今までと同じように仕事をすることは難しいし、同じような仕事はさせないと、足を引っ張る人もいるのよね~」
体調さえ戻れば、と思っていた聖子は、「ここに居場所はもうない」と
感じざるを得なかったのです。
しかし、ある日、お風呂に入っている時に、こんな考えが浮かんだんです。
                   
「更年期に苦しむ、私のような女性管理職が他にもいるに違いない。
そんな働く女性に、私は、何か出来るのではないかしら。
例えば、情報を共有する、情報を提供するなど。
私だから出来ることがあるにちがいない」
そこからの聖子の行動は早かったのです。
1年後に退職をすることを決め、そして、予定通りこの会社を辞めます。

その後、産業カウンセラーや、キャリアコンサルタントの資格をとり、
2021年の3月、株式会社HANAEMIの立ち上げました。
自らの経験に基づき、多くの女性に寄り添いたい!
そんなジャンヌダルクの今後の活躍に、目が離せません。

更年期障害の辛さが、これほどまでとは。
和田さんは、改めて、こう表現されました。

「自分が自分じゃないみたい。最初は自分に何が起こっているのか分からない。家に帰ったら急に涙が出てくる。寝ていても、急に不安に襲われて目が覚める。自分の心臓の動悸の音が激しくて怖くなる・・・そんな感じでしたね」

まさにそうした不安を他の女性の方々に味合わせたくない、と言うことからの起業でした。
では、今後は、どのようにビジネス展開をしていかれるのでしょうか?

「職場においては伝える力、聴く力が求められています。女性側からすればこうしたことが今しんどいんだと言うSOSを出せる伝え方、一方、上司は、それをちゃんと聞ける力と言うのを付けていただきたい。そこで、オリジナルのツールを作っていて、それを専門家の力を借りながら今後強化していきたい。また、カウンセラーの方々も、意外と女性の健康課題についてご存知ない。そこで、こうした知識もつけていただけるような活動をしていきたいと思っています」

なるほど。大変、期待しています。
では、最後にリスナーの皆さんにアドバイスをしていただくとしたら・・・

「女性の皆さんには、我慢をして働くと言うことを当たり前だと思わないで欲しいし、仕方ないなと言う諦めもしないで欲しい、と思います。更年期だから仕方がないなと思っていたら、その後ろに病気が隠れていることもあります。更年期と思い込むのではなく、まず受診して欲しいですね。今や更年期障害は、若い女性でもありえますので・・・」

では、男性に向けてのアドバイスは?

「男性は、女性ホルモンと聞くと分からないからと言って、そうした話題を避けられる方も多いんですが、何よりも大事なのは傾聴、向き合って欲しいと思います。その一方で『女性だからと言って大変だよね』と言う思い込みは止めて欲しい。何故かと言うと、症状には個人差もあるので、『大変だよね』と決めつけちゃうと、その女性の将来のキャリアの“機会”を奪ってしまう可能性もあるからです。なので、どう言う風にしんどいのか?今後どう言う働き方をしたいのか?と言ったことに、ちゃんと向き合ってあげて欲しいと思いますね」

なるほど、よく分かりました。「聴く力」「伝える力」そして「寄り添う力」が、どの職場でも必要のようです。
和田さん、興味深いお話をお聞かせいただき、本当に、ありがとうございました。最後に、和田さんが「ここぞ!」と言うときに聞かれる曲をご紹介しておきましょう。B'zの「裸足の女神」だそうです。
引き続き、頑張って下さい。

さて、次回の放送は、年明けの1月6日(金)です。
どんなゲストが、どんなお話しをお聞かせくれるのか?
皆様!!お楽しみに!(*^_^*)

※ご参考
【オンライン相談】働く女性のメンタルキャリアをサポート│HANAEMI (w-hanaemi-personal.com)




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