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【働けることのありがたさ】(7/25)

毎週月曜日の昼12時30分から、ウメダFMでOAしています「はたなび+」。https://www.be-happy789.com/
「働きたい、学びたい、楽しんじゃいたい」と言う人を応援する番組です。このコーナーでは、ジャーナリストのボク・大谷邦郎が最近、気になったニュース、それも大きなニュースじゃなく、身近な話題や、実際にボクの周りで起こった出来事を取り上げて、紹介しています。
(苺:苺菓しえりさん 大:大谷邦郎)

苺:さ~て、今週のニュースは?

大:今日は大ニュースです!と言うのは大げさなんですが、今日、ボクの本が発売されます!

苺:え~、そうなんですね。出版、おめでとうございます!
何の本なんですか?

大:「ふたつの誕生日~移植ってわがままですか?」と言うタイトルです。

苺:「ふたつの誕生日~移植ってわがままですか?」??

大:心臓移植や肝臓移植などの臓器移植と言う言葉は医療ドラマでお聞きになったことはあろうかと思いますが、決して、ドラマの世界だけじゃなく、実際、そうした大きな手術を受けられた方々がおられます。時々、心臓移植の手術を受けるためにアメリカにまで行くので、寄付をお願いします、と言うような記者会見をニュースなどでご覧になったことありません?

苺:確かに。お父さんとお母さんが、涙ながらに会見していると言うニュースは見たことあります。

大:そうです、それです。手術を受ける前は、そんな風にニュースになるんですが、その後、その人たちはどう暮らしているのかはあまり取り上げられることがないので、移植手術を受けた方々のその後って、どうなっておられるのだろうかと取材して、その様子をまとめた本になります。

苺:おぉ!で、皆さん、移植手術後は、いかがなんですか?

大:もちろん、全員が全員ではありませんが、移植って、凄い医療で、例えば、心臓移植などは、人間のエンジンそのものを、新しいものに取り換えるわけですので、成功すると劇的に元気になるんですよ。

苺:そうなんですね。でも、きっと色々な問題があるからこそ、本にまでされたんだと思いますが、「はたなびプラス」的に気になるのは、そんな大手術をされた皆さんも職に就かれているんですか?お仕事をされておられるんですかね?

大:非常にいい質問だと思います。本当に、元気になられる方も多いので、そうした方々は普通にお仕事に就いておられます。なので、同じ職場で働いていながら、えっ、あの人そんな大きな手術をしてたの?知らなかった、と言うケースも十分ありえるんです。

苺:そうなんだ!分からないくらい元気になられるんですね。

大:しかし、今、ボクも“普通”に、と言いましたが、移植手術を受けた方は、その後も免疫抑制剤をズッと飲み続けねばならないので、免疫力が弱く、コロナなどのような感染症にかかるリスクが高いので、そのあたりは、皆さんも、ちゃんと知っていただき、職場での配慮は必要になるかと思います。

苺:なるほど!見た目だけで判断しちゃダメと言うことですね

大:でも、ボク思ったんですが、皆さん、そうしたリスクを抱えながらも、やっぱり働いていたいんですよね。働く、と言うことは、その人の人生の大きな柱なんだと思いました。元気だから働く、じゃなく、働くから元気になる、と言う側面も大いにあると思いましたね。

苺:確かに、月曜日などは「働くのはしんどいね」なんて話をしますが、実際は、働いているからこそ、元気になるんですよね。本当にその通りだと思います。ところで、この本のタイトル「ふたつの誕生日」とはどう言う意味なんですか?

大:移植患者の皆さんも、当然、生まれた日が誕生日ですが、移植手術をして新しい臓器が、自分の身体にやって来た日も、もう一つの誕生日なんですよ。その臓器がやって来なかった場合はその人の命は尽きている可能性もある訳ですから、この日は、その人にとって新たなもう一つの誕生日と言うことなんです。

苺:なるほど~、よく分かりました。だから、この曲なんですね。
  では、ここで一曲お聞きいただきましょう。
  福山雅治 で 誕生日には真白な百合を ♪  

生放送終了後に著者と苺菓しえりさんと

参考:
ふたつの誕生日 移植ってわがままですか? | 大谷 邦郎, 国際移植者組織トリオ・ジャパン 協力 |本 | 通販 | Amazon

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