見出し画像

「はたなび+」今週のニュース(4/25)

「その手があったか“放送大学”」

毎週月曜日の昼12時30分から、ウメダFMでOAしています「はたなび+」。https://www.be-happy789.com/
「働きたい、学びたい、楽しんじゃいたい」と言う人を応援する番組です。このコーナーでは、ジャーナリストのボク・大谷邦郎が最近、気になったニュース、それも大きなニュースじゃなく、身近な話題や、実際にボクの周りで起こった出来事を取り上げて、紹介しています。
(上:上田琴美さん 大:大谷邦郎)

上:さ~て、今週のニュースは?

大:今、大学生への奨学金を巡って、様々な動きが起きています。奨学金の借入総額は平均で324万円あまり。借入総額が500万円を超えた人も10%以上いて、支払いについては、大学卒業後に正社員の職に就いた人でも4割が、非正規で働く人では、6割弱が「苦しい」と回答しています。

上:若い社員であれば、まだ給料もそんな高くないでしょうし、500万円を超える借金を抱えていたら、そりゃ、苦しいですよね

大:そこで、岸田総理は、先月末、大学卒業後の所得に応じた「出世払い」型の奨学金の創設を提言しました。しかし、そのための財源をどうするのか?や、具体的な条件はどう付けるのか?など、まだまだ詰めることが多く、実現は、さていつになるのかな、と思えるんですが、極端な意見としては、こんな声が今あがっています。それは、『そこまでして大学に行かなければならないのか?』と言う声です

上:う~ん、でも、大学で学びたいと言う人は、やはり、おられますもんね

大:そこで、先日、30歳を超えて、それまでのキャリアカウンセラーなどの経験を活かし独立、起業をしようかなと考えておられる女性にお話を伺ったケースをご紹介しますが、この彼女、高校卒業後、大学に行こうと思っていたけれど、針路を巡って親と対立。「じゃぁ、大学など行かない!」と啖呵を切って、いわゆるフリーターとしてアルバイト生活をし始めたんですが、やっぱり、大学で学びたいと一念発起。そこで、彼女が選択したのは「放送大学」だったんです。

上:「放送大学」、あぁ、聞いたことあります。

大:「放送大学」とは、テレビ・ラジオやインターネットなどを利用して教育を行う生涯教育の機関ですが、れっきとした大学ですよ。それも国の設置した大学。その放送大学のHPによりますと、その授業料は、卒業まで124単位を取得した場合で、70万6000円。国立大学の3分の1程度で済むんですよ。1年あたりで18万円。そして、彼女は、放送大学卒業後は、ちゃんと職も得て、キャリアも積んで、そして、いよいよ独立、って聞くと、う~ん、そんな良き選択肢があったのかと、本当に目から鱗でしたね。

上:でも、いわゆる通信制で学ぶって、自分でやる続ける覚悟や努力が必要でしょうね。

大:しかし、彼女には、そこまでして「学びたい」と言う情熱があったわけですよね。この情熱さえあれば、学び方はあるんですよね。ですから、反対に、大学に入ったと言う人であっても、情熱がないと、さて、本当に有効な学びを得られるのか?さらに、これから大学進学を目指す人は、奨学金を使ってまで、大学で、本当に学びたいのか、と言うことは、真剣に考える必要があって、安易に奨学金に頼るべきではない、と思いますね。

上:なんと言っても借金ですもんね。よ~く分かりました。
では、ここで一曲お聞きいただきましょう。
10000回ダメでも10001回目に頑張ればいいのです。
DREAMS COME TRUE で 「何度でも」 ♪

※ 放送大学 https://www.ouj.ac.jp/




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?