「はたなび+」今週のニュース(5/16)
「女性初ってどうなの?」
毎週月曜日の昼12時30分から、ウメダFMでOAしています「はたなび+」。https://www.be-happy789.com/
「働きたい、学びたい、楽しんじゃいたい」と言う人を応援する番組です。このコーナーでは、ジャーナリストのボク・大谷邦郎が最近、気になったニュース、それも大きなニュースじゃなく、身近な話題や、実際にボクの周りで起こった出来事を取り上げて、紹介しています。
(苺:苺菓しえりさん 大:大谷邦郎)
苺:さ~て、今週のニュースは?
大:昭和50年・1975年の今日5月16日、田部井淳子さんたち日本女子登山隊が、女性として世界初のエベレスト登頂に成功しました。この田部井さん、2016年に77歳で既にお亡くなりになっておられるのですが、今日は、彼女をフューチャーするんじゃなく、この「女性として初」みたいな表現は、さて、どうなのか、と言うことを考えたいと思います。
苺:うん?それはどう言うことですか?
大:例えば「女性初」と言う言葉に「女性にしては、よく頑張った」と言うニュアンスがあるのであれば、それはアカン!と言うことです。例えば田部井さん、このエベレスト登頂も、女性初ではありますが、男性も含めて日本では6人目、田部井さんの前には、たった5人しかいなかったんです。また、彼女は1992年に7大陸世界最高峰への登頂も成功されているんですが、日本人女性初ではなく、男性も含め、日本人初なんです!
苺:そうなんだ!凄いですやん!
大:本当に凄い登山家なんです。にもかかわらず、「女性初」と言う言葉だけが独り歩きして、その真の功績が薄れるようなことはあってはいけませんよね。さて、そうした言葉の重要性を、企業の皆さん!採用活動の際にも心して下さい、と言いたいのです。
苺:と言うと?
大:日経新聞が、この春卒業した女子大生に意識調査したところ、女性活躍が見込めないと感じ、エントリーを諦めたり、選考途中で「もういいや、こんな会社と」自ら離脱した企業があるか?と言う問いに対して実に5人に一人が「はい」と答えているんです。今、多くの企業は女性活躍推進をアピールしていますが、学生たちは、それが本ものかどうか、言葉だけじゃないかと言うことをちゃんと見抜いているんですよ。企業の皆さんには、真の女性活躍推進を進めていっていただきたいと思います。
苺:では、ここで一曲おかけしましょう。
Emmy Meli で 「I am woman 」♪
※就活女子学生の2割 「活躍見込めず」選考を自ら辞退(NIKKEI STYLE) - goo ニュース
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