見出し画像

出でよ!ジャンヌダルク!! #18

講談師・五代目 旭堂小南陵さん

「出でよ!ジャンヌダルク!!~女性経営者が未来を変える~」。
(毎月第一金曜日・午後7時~)https://www.be-happy789.com/
毎回、創業間もない女性経営者にゲストとしてご登場していただき、
何故、起業し、そして、今後、何をして行きたいのかを、お好きな曲とともに根掘り葉掘りお聞きしていきます。
12月のゲストは、講談師の五代目・旭堂小南陵さんです。

画像1

(写真、真ん中)
プレゼントの写真集で、お顔を隠しているのが小南陵さんです。
って、なんで顔を隠す!(笑)
講談は、皆さんご存知ですか?戦国時代のお伽衆が起源であるとか、もっと古く平安時代にお坊さんが節をつけて唱えた法話が起源などと言われる実に歴史のある大衆芸能です。
江戸時代には隆盛を極め、明治以降、その速記本が売れに売れて大きくなった出版社が「講談社」と言われています。確かに、一時期廃れかけましたが、今、神田伯山さん(前の神田松之丞さん)の活躍で、メディアでも取り上げられる機会が増えました。番組の中でも、小南陵さんに講談の最も講談らしいと言われているシーン「修羅場読み」を披露していただきました。
そこは、文字で読んでも致し方ないので、割愛しますが、機会があれば、実際に演芸場でお聞きください。

画像2

そうそう、その演芸場が、この日のテーマでした。なぜ、女性起業家応援番組のゲストに講談師かと言うと、自ら会社を設立し、自ら講談中心の演芸場を作ったと言う立派な起業家だからです。
小南陵さんは、2001年の入門当時から、いつかは演芸場を、と夢見、それを、ついに実現されることになるんですが、お話を伺うと、本当に大変なプロジェクトだったそうです。そこで、番組では、演芸場を作るに至るまでの小南陵さんの思いや、ご苦労をラジオドラマ風にご紹介しました。
名付けて、「講談中心の演芸施設が誕生する」その瞬間です。

「ここまで、私を育ててくれた講談界に恩返しがしたい!
 例えば、弟子を育てるであるとか、後進を引き上げて行きたい。
 しかし、そこには、やはり講談を披露する場、鍛錬する場が、絶対いる」
小二三から、講談界にとっては伝統ある名前・小南陵を襲名した
2016年頃から、その思いがますます強くなります。
そして講談のための演芸場を作りたいと声をあげると、数多くの方々から
「それは良い、進めていきましょう!」と賛同を得るんですが・・・

「どうして、こんなに上手く行かないのぉ~!?」
周囲からの支援の声は、もちろんありがたいのですが
決して、小さなプロジェクトではないので、様々な思惑が交錯します。
すると、話は一転二転。ようやく今の場所にたどり着いたものの、
やはり「お金」はかかるし「人手」もいる。
そのハードルの高さが見えてくると「手伝います」と申し出ていた人たちも
次第次第に去っていくのです。
しかし、小南陵は、決して、諦めることはありませんでした。

「資金は借金すればいい。人手なら、ここにある!」
と、小南陵は、壁の貼り替えなどの内装工事は、自ら大工道具をふるって
進めていきます。工事期間は数ヶ月にも及びましたが、
2019年の1月に無事こけら落し公演を開催することが出来ました。
とは言え、まだ、完成にはほど遠い。公演を重ねながらも、その裏では
補修・改修工事を適宜進めて行く必要があったのです。
小南陵は、言います。「今、ようやく形になったかな!」 と。
今回のジャンヌダルクは、そのまま講談のネタになりそうな
不屈の精神の持ち主なのでありました。

いやぁ、ホンマに大変だったようです。
さぁ、その演芸場ですが、その名は「此花・千鳥亭」
最寄り駅は阪神なんば線の「千鳥橋」駅。そこから、徒歩5分と言うところでしょうか。商店街の中にあります。

画像3

ほら、こんな立派な釣り看板が!

画像4

そして、ここが入り口。入り口の上には、この劇場を作る際に寄付された方々の名前が。不肖・私の名前も

画像5

こじんまりとしていますが、内装も綺麗で、アットホームな感じもします。
ここで、12月は師走ならではの演目や、イベントが盛りだくさんなんですが、なんと来年は「365日千鳥亭」と銘打ち、毎日休みなく講談の公演を行うそうです。いつ行っても、講談を体験できる場所。皆さんも、一度、講談の魅力に「生」で触れてみてはいかがでしょう?
詳しくは以下のHPをご覧ください。

さて、そんな五代目 旭堂小南陵さんから、プレゼントがあります。
小南陵さんが襲名された際に作られた手ぬぐいと、千鳥亭の手ぬぐいと、東京公演の際には即完売してしまったと言う写真集と言うか、若手の講談師さんや落語家さん、さらに関西の寄席の情報などを紹介している冊子をセットにして3名の方にプレゼントいたします。
ウメダFMのHP・プレゼントフォームから、ご応募下さい。

https://www.be-happy789.com/present/

さて、小南陵さんから「講談に似ている」と紹介していただいた曲は、何だったと思われますか?

Ado の 「うっせぇわ」でした。確かに、そんな感じもしますね~。

次回の放送は、新年初回!2022年1月7日(金)です。
どんなゲストが、どんなお話しをお聞かせくれるのか?
皆様!!お楽しみに!(*^_^*)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?