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「はたなび+」今週のニュース (2/28)

    「高卒採用、大阪府1人2社制に」

毎週月曜日の昼12時30分から、ウメダFMでOAしています「はたなび+」。https://www.be-happy789.com/
「働きたい、学びたい、楽しんじゃいたい」と言う人を応援する番組です。このコーナーでは、ジャーナリストの大谷邦郎が最近、気になったニュース、それも大きなニュースじゃなく、身近な話題や、実際にボクの周りで起こった出来事を取り上げて、紹介しています。
(苺:苺菓しえりさん 大:大谷邦郎)

苺:さ~て、今週のニュースは?

大:大阪府は、今月16日、府内の高校生の就職活動で、応募先を1人1社に制限する現行ルールを見直し、2022年度から2社まで併願できるようにしたと発表しました。この番組では、何度かこの高校生の就活の話をご紹介してきましたが、全国では「1人1社制」が定着していて、複数社の応募を認めているのは和歌山など3県で、大都市圏では、この大阪府の改革が初めてとなります。

苺:高校生の就活で、問題なのは、就職したのは良いけれど、あっと言う間に辞めちゃう、と言うことでしたよね。

大:そうです。数か月で辞めちゃうと言う人も多く、それは、やっぱり選択肢の少なさが原因で、どうしてもミスマッチが起きちゃうと言うことから、今回の改革に繋がったと言う訳です。

苺:良いことなんですよね、これは?でも、正直、応募先が1社から2社になったと言うことだけで離職率の改善に繋がるんですかね?

大:そう思いますよね。この高校生就活の問題は、主体が、先生側にあり、高校生側の当事者意識が薄いところにある。そして、先生方は、そもそも忙しいと言う現状があると言う点です。そこで、高校生向けのインターンシップサイトを運営している株式会社アッテミーの吉田優子代表は、こうコメントされました。「2社応募できるように制度が変わっても、それを使うか使わないかは高校生次第。反対している先生も多いから、2社応募できる権利を高校生が持っていることすら説明してくれないかもしれません。」とのことです。

苺:えぇ~、そうなんですか!?それじゃぁ、改革の意味が無くなりますよね!?

大:そこで、吉田さんは、高校生自身の意識改革を訴えます。「人生の大きな選択の機会を、先生任せにしないでください。人生の主人公は自分です。与えられるのを待つのではなく、自分で選びとってください。」とね。

苺:では、そのためには、どうすればいいと?

大:吉田さんは「インターンシップに行きましょう。親や先生以外の大人に会ってみましょう!いろんな会社にあってみて、まずは自分で一歩踏み出そう!」と高校生にエールを送られました。高校生の皆さんや、その保護者の皆さん、参考にしていただければ幸いです。

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※ 株式会社アッテミー 吉田優子代表
       https://atteme.com/



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