偽りのバス停が運んで来る物。
今回はとても心暖まるいいお話しだったので紹介したいと思います。
ドイツのある介護施設でアルツハイマーの患者さんが施設を抜け出し、今はいない家族や家の元に帰ろうとする事があったそうです。
アルツハイマーなので短期記憶が弱っているため、途中で家に帰るという目的も忘れてしまい、迷子となり警察に探索してもらうという問題が起きてました。
その問題の対策のために施設の前にバス停を置くという対策が施されました。
短期記憶は弱ってしまっているので、少し前の事は忘れてしまうのですが、公共交通機関の使用方法等の長期記憶に入ってる事は忘れないため、公共交通機関を使用して帰ろうとする人が多かったためにこの様な対策が施されたらしいです。
このバス停は偽りのバス停なのでバスは来ないのですか、少し前の事は忘れてしまうために、何故バス停で待ってるかも5分もすれば忘れてしまうそうです。
忘れた頃に、バスが遅れているから中でコーヒーでもいかがですか?
と問いかけると素直に施設に戻って、コーヒーを飲み、その間にバスの事も忘れてしまう
みたいです。
この偽りのバス停は絶大な効果を発揮し、ドイツのみならず周辺の国でも取り入れているみたいです。
入居者の気持ちを尊重する、とても優しい嘘だと思いました。
偽という漢字は人の為と書くので、今回の偽りのバス停にはとても合ってると思います。
偽りのバス停は家や家族の元に帰れるというワクワクや幸せな待ち時間を運んで来てくれてるのかもしれませんね🍀
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