【動画作成】映像講義の収録機材など
◆撮影用カメラ
はじめ,Panasonicの最下位機種を使っていましたが,SONY/FDR-AX45に乗り換えて,十分すぎる画質になりました(これ以上画質を上げると容量が大きく過ぎて配信が現実的でなくなる).どこ社製がよい等は詳しくないですが,8万円前後のモデルであれば充分なようです.
気を付けたいのは画素数だけで判断しないこと.画素数が同じでも上位機種はセンサーの感度がよいそうです.実際,画質が大幅に変わりました.折角はじめるのであれば,最下位機種よりも中~上位機種がオススメです.ただし,経済的な余力がない場合などには,まずはスマホではじめるてみるのがよいと思われます(特に最近のiPhoneなどは相当画質がよいのでは…).
◆三脚等
カメラの固定は必須です.通常はカメラを三脚に固定することになりますが,三脚は1万円前後のもので充分なようです.
手元動画の撮影では,スマホスタンドを利用して,スマホで撮影していましたが,現在はiPadの画面キャプチャ機能を利用しています.
◆撮影時の注意点
ビデオカメラでもスマホでも同じですが,焦点と明るさを固定した方がよいです(オート設定の状態で黒板前で人が動くと,黒板の明るさが変わったりしてしまいます).また,シャッタースピードは1/100秒に設定します.これをしないと電灯の光が点滅して写ってしまう場合があります(⇒フリッカー現象).
4K対応カメラを使用しているものの,フルHD(1080p)で記録しています.クオリティとデータの取り扱い・保管のしやすさのトレードオフを考慮してのことです.
データの記録にはSDカードとSSDを利用しています.SSDよりHDDの方が安価ですが,壊れやすさを鑑みて,現在はすべて外付けSSDに保存しています(実際にHDD破損によるデータ喪失を経験しました.本来はさらにバックアップを取った方がよいのですが…).
◆ボイレコ&マイク
授業の配信の場合,音声をカメラ付属マイクとは別に録音すると格段に品質が向上します.ボイスレコーダーはOLYMPUS/DM-750を用い,モノラルピンマイクaudio-technica/AT9904を挿して録音しています.
上記ピンマイクは指向性が高く,ノイズを拾いにくい上,廉価に見合わない高音質で,文句なしです.スマホにピンマイクを接続して録音する手もあるかと思います.
◆録音時の注意点
編集ソフトでのノイズ除去もできますが,はじめからノイズを少なく録音できるにこしたことはありません.特に空調の音が入りやすいです.ピンマイクを使っている場合には,空調の風が直接当たらなければ大丈夫そうですが,気になる場合は空調を切った方が良いでしょう.
音声ファイルは形式はMP3(320kbps)にしています.WAV形式の方が更に音質が良くなるでしょうが,長時間続けて収録することも多いため,ボイレコの容量との兼ね合いでMP3を選択しています.
記事に賛同してくださる方,なんらかの学びが得られたと感じてくださった方は,経済的に余裕のある範囲で投げ銭をいただければ幸いです.