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No.2 お互いを尊重した先にある競争

チーム内における競争について書いてみました。
チームを強化していく上でもこの辺りのマネージメントはとても重要です。

少しでも皆様の活動のヒントになれば嬉しく思います。

◾️自分がメンバー外になった時

少し昔の話をさせてください。
公式戦の翌日に行われるトレーニングマッチには、万全の準備で臨んだものです。公式戦の出場時間が短かったり、メンバー外になった選手にとっては、とてつもなく大きな意味を持つ試合になるからです。

一方で公式戦に出場したメンバーは、トレーニングマッチを横目にしながらリカバリトレーニングをしたりとリラックスして談笑しながら、ストレッチに時間をかけたりします。

そんな姿を見ているとこれから本気のトレーニングマッチに挑む我々と対極にいるような気がして、何故か腹立たしかったのを覚えています。
※自分は自分だと割り切って準備が出来なかった自分の未熟さもあると思います。

だからこそ自分が逆の立場になった時には、トレーニングマッチに臨む仲間の為に出来ることをやろうと思うようになりました。

そういう姿勢がチームを支えると思うようになりました。もちろん正直に言えばライバルですし、複雑なところもあります。しかし、お互いがお互いを刺激し合えるからこそ、成長出来るものだと思うのです。

今は指導者になって、チームをマネージメントする立場になりました。チームスポーツをしている限り、そんな想いに触れることがたくさんあります。※選手だけではなく保護者の気持ちにも沢山触れるようになりました。

関わっている選手達からは、自分が以前に感じたような雰囲気や姿勢を感じる瞬間があります。試合に出場しているある種の優越感に似た感情なのでしょう。子どもの感情は、大人よりもはっきりと見えてきます。

その度に過去の自分の話をすることがあります。

習慣になるとすぐには変えられないものです。
良い時も悪い時もブレずに物事に取り組む姿勢を大切にして欲しい、仲間の想いをちゃんと見届けられる選手になって欲しいと心から思っています。

◾️本当の競争って?

在籍時代は本当に仲間に恵まれました。

〝仲間を蹴落としてでも試合に出る〟
〝仲間のことなど気にしている暇がない〟

競争について、そんな風に捉える人もいるかもしれません。しかし、それはお互いがお互いをリスペクトした先にある健全な競争であることを理解して欲しいと思います。

表面上の言葉だけを切り取ってしまうと、ただの嫌な奴になります...過程を飛び越えて結果だけを気にすると大切なものが見えなくなるかもしれません。

◼️サカママコラム

サカママコラムで書き上げた記事。
あくまでも結果を引き出すために育てなければならないマインドについて書いています。

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