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じっくり休息、そして駆けた1月

まえがき

きちんと12回続けられるかは謎ですが、時間というものが淡々と過ぎてしまいがちなこの時代のこの自分、「記録を残しておかないと記憶が曖昧になりがちだ」ということを去年実感したので、そのとき「思ったこと」「考えていたこと」なんかを書いていく。特にオチはない。
本記事はその2021年1月版である。

1. エヴァンゲリオンのために生きていた

「日本政府による緊急事態宣言の発出という事態を重く受け止め」という理由から、公開延期が発表された映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。もともと2021年1月23日(土)公開が発表されていて、自分的にも世間的にも「いよいよ!」というテンション感でいたのでもちろんショックはショック。しかし仕方ない……という、誰のせいにも出来ない焦らしを喰らってしまった。

昨年12月からは、シリーズ完結に向けて旧作の再上映が行われていて、自分もこれにしっかり乗っかり、

・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(2007.09.01)
・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009.06.27)
・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012.11.17)

と、新劇場版シリーズをスクリーンで改めて鑑賞。
上記3作すべて、昨年12月中に期間限定上映というかたちで再上映を実施。その中でシリーズ3作目の『Q』のみ、2021年1月にそのバージョンアップ版=『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333 YOU CAN (NOT) REDO.』としてIMAX上映が決定していた。
https://www.evangelion.co.jp/news/eva_imax/

自分の中では「絶対になにか仕掛けてくる」と確信しており、当然のように映画館に足を運んだ。そして期待通り、本編中の細かいセリフの違いの発見や、なんと言っても【本編後の予告】が当時=1月29日(金)の金曜ロードショー放映時までは他のどこにも公開されていなかった予告映像に差し替わっていた。平日の夕方に時間を作って足を運んだ甲斐があった……と感無量状態の私だったが、ちょうどこの日は2021年01月14日(木)。新劇場版シリーズ完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開延期が発表される日となった(『Q』鑑賞後の映画館からの帰り道に延期のニュースが飛び込んできて意気消沈、という流れ)。

もちろん当日は落ち込んだ。その翌週・01月22日(金)には、これまた再上映が実施されていた『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』もしっかり映画館で鑑賞(=これについては「映画館で鑑賞する」ということ自体初体験。自宅でした観たことのないタイトルだった)。本来であれば、この翌日に完結作を目撃する流れだったのだが、もうこのときには開き直っていた。「まだ終わらない、ということだな」と。

なかなかここまで「制作側と時代に焦らされるという体験もないだろう」と、ポジティブに捉えることもできる……というか、そう考えるしかない。映画館に行くという行為自体がそれまでより非常に貴重なもの、人によっては「覚悟をして行く」という体験になりつつある現状、「観たくても映画館には行きたくない」人もいるだろう。「映画を映画館で観る」ことへの価値観は人それぞれだけれど、やっぱりどうしてもスクリーンで観たい。それが世間に隠れてではなく、堂々と「映画館で観てきた!」と言える状況・環境になるまで待ちたいという気持ちでいっぱいだ。

そういう意味でももうこの時点で『シン・エヴァンゲリオン劇場版』という作品は、まだ鑑賞もしていないこの時点ですでに私にとって「人生において絶対に忘れられない作品」になってしまったのである。でもやっぱり1日でも早く観たいぞ。

2. 高級スイーツを買った

コロナ時代となり、ネットショッピング等で食べ物を買うことがかなり多くなった。
もともと、飲食物を通販で買うことをほとんどしてこなかったのだが、この1年でかなり増えた。その理由としては、

・(コロナやそれに伴う何かしらを理由に)普段お店に行かないと食べられないものが通販で手に入りやすくなった、またはそういった機会が増えた
・自分自身が外に出ない日が多くなり、食べるメニューのレパートリーが限られた

大きく2点だろうと思う。
ということで、寒ブリを取り寄せてみたり冷凍カレーを買ってみたり、いろいろやっていた去年だったが、今年に入って意を決して買ってみたのが「Mr. CHEESECAKE」

なかなか手が出にくい、いわゆる高級スイーツにあたると思う。少なくとも、自分のためだけにお菓子に対してこんな大金を払ったことが今まで1度もなかった。自分にとって、ただの超贅沢である。

何かとストレスが限界突破し、「朝に起きて朝に寝る」みたいな生活を繰り返した期間があり、その果てに「買っちゃえ〜〜〜〜」と勢いでお金を払ってしまった。そして届いたケーキは、今までで食べたどのチーズケーキよりも美味しく感じた。

味はもちろんだが、これは「普段頑張った自分へのご褒美」みたいな意味を勝手に込めて食べた、という経緯そのものにも価値がある気がした。お店での食事も、自分ひとりで食べる喜びももちろんあれど、自分にとっては「誰かと」というのがやはり大きい。それと一緒で、今回は一人で1週間をかけて食べ切ってしまったが、やはり味+思い出で舌が喜ぶというか。今回は激務の果てのご褒美、という思いが最高の調味料となった。

ということでMr. CHEESECAKE=ミスチにハマってしまったという1月。実は今日発売した限定フレーバーも購入してしまった。届くのが楽しみである。

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