勤務先のカフェでおじいさんに注意された出来事、元気すぎるらしいワタシ。
とある有名カフェチェーンで働いています。
ある日、おじいさんに注意を受けて、なんでやねんって突っ込みたくなったけど、とりあえずニコッとその場は受け流して、「なぁなぁ聞いて、このあいださ〜」って誰かに言いたくなったけど、最終的に大事なことに気づいたっていう、わりとくだらんハナシです。
その時、私はドリンクを作るポジションで注文がきたものを作成しながら、お客様に声かけをしていた。
「ただいまレシート番号〇〇番様のグランデサイズのホットのロイヤルミルクティー2点をお作りしております、もう少々お待ちくだい」
お昼どき、店内は満席で賑わっている。注文待ちのお客様の列もできていた。ドリンク作成をするオーダーのレシートも私の目の前にズラーっと並んでいる。
忙しい時に提供ミスなどがあるとお客様を更に待たせてご迷惑をおかけしたり、鋭い睨みが飛んできたり色々と痛いので、「今は〇〇番さんのドリンク作ってまっせ〜〜」「もう少ししたら渡すさかい提供台の前におってな〜」「〇〇番さんの次は〇〇番さんの順番で作ってんで〜〜番号確認しとってや〜〜」といった声かけは積極的にするようにしている。(※もちろん標準語に変換して声を発している)
レジにふと目をやると、おじいさんが「え?!アメリカンはどれ?!メニューが多くてわからない!はい?!」と少し苛立ちながら大きな声を出していた。スタッフはいつもより大きめのボリュームとワントーンあげた声でメニューの説明をしている。最近は、飛沫防止のパーテーション+マスクのおかげで、コミュニケーションがとりづらい。
「お待たせ致しましたグランデサイズ、ホットのロイヤルミルクティー2点です。ありがとうございます」
カップルにロイヤルミルクティーをお渡ししたあと、続いて「メニューがわからん‼︎」と声を大にしていたおじいさんのドリンクにとりかかった。
声かけをする。
「続きまして、〇〇番様、、、(ん?)」
ふと見ると、おじいさんが両手の掌を私に見せて、「まぁまぁ」となにかを抑えるような仕草をしている。
なにを表しているのかまったく分からん。
何かの挨拶なのか??
自分で言うのもなんだが私はおじいさんたちに好かれる。好かれたんかな?
とりあえずマスクの上からでも伝わるような120%の笑顔と、ワントーンあげた声でもう一度「ただいま〇〇番様のドリンクをご用意しております、もう少々お待ちください〜!(ニコッ)」と返事をした、その時だった。
「お姉さん、ここラーメン屋じゃないんだからさ。元気すぎるよ。カフェなんだから、もう少し声をおさえたほうがいいよ」
?!
両手を見せて、「まぁまぁ」としていた仕草は、私への声のボリュームを落とせという合図だった。
ラーメン屋を思わせるような、そんな威勢の良い声を私は発していたのだろうか?
そんなことを言われたもんだから、「お待たせ致しました(テヘッ)」とドリンクを渡すとき、とりあえず気取ったかんじで、賑わった店内ではかき消されないぎりぎりの声量で喋るとおじいさんは満足そうだった。
そして去り際に鼻で笑いながら言われた。
「君は声のボリュームをおさえたら、品があるかんじになるんじゃないかな」
お礼を伝える。
「ご指摘ありがとうございます(ニコッ)」
でも心の中では、
「それわたしに対して品がないって言うてますぅ〜?」と全力で突っ込んだ
接客業はそれなりに得意なほうだと思う。
そして今まで、元気が最大の取り柄で生きてきた大阪出身30歳、社会人になるときも恩師に「あなたの元気さと明るさがあればどこに行っても大丈夫よ!」と言って背中を押してもらえたのだが、【元気すぎる】と注意を受けることもあるのか!と思いながら、次のお客さんのカフェラテのミルクをコポコポと炊いた。
ともこ姉さんなら、うまいこと、この出来事を漫才でつこてくれるんちゃうかなー。(吉本の漫才コンビ海原やすよともこ姉さん)
おじいさんはそのあと、学生のバイトの男の子に、机の拭き方について細かく注意をしたあと、満足そうにアメリカンを飲んでいた。
それからというもの、少し「お淑やかモード」で接客をするようにしている。
と、
なんだかおかしかったからこの出来事をnoteに書こうと思い綴ってみたけど、こうやって起こったことを笑いに替えながら話すと、ふと冷静になって消化できる。
たしかに、大阪生まれお笑い育ちお酒カラオケ好きそうな奴らだいたい友達(ZEEBRAで言いたいだけ、ほら、こういうところ)の私は、関東だと元気すぎるのかもしれない。
最終的に思ったこと。
なんでも笑いばなしにするの大切〜
なんのはなしやねん
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