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おかんとGoogle Homeの素晴らしいコンビ愛のはなし。


これは、実際にあった母親とGoogle Homeのちょっとアホで間抜けで、愛くるしい、素晴らしいコンビ愛のはなしです。


4年くらい前でしょうか。父親がゴルフのコンペの懸賞でGoogle Homeをもらってきまして。
喋りかけたら、音楽かけてくれたり、天気を教えてくれたり、テレビつけたり。なんや色々してくれるスマートスピーカーです。(説明下手)

父親は興味がなかったようで、「お前にやるわ」と言って、急にGoogle Homeを手に入れた母親。
ただ、うちの母親、絵に描いたような機械音痴で。かつてのガラケーの時から今も変わらず、

スマフォのキーを押すときは、右手人差し指1本のみ稼働タイプ。


設定は私がぜんぶして、「おかんこれ使いこなせるんかなぁ…」と心配していたのですが、そんな心配なんのその!!話しかけるだけでいいので、むしろ機械音痴にはちょうどいいんですよね。

「オッケーグーグル!」と話かけると、くるくるくると色とりどりのランプが点灯し、返答がくる。可愛い。機械のくせに、、

こいつかわいい!!


おかんも、機械音痴の自分でもわりと簡単に使いこなせて嬉しそうな模様。
そして、なぜかちょっと照れながら、ワントーン高い声で話しかける。(おかんが電話を受けるときの「はいもしもし」がワントーンあがるのと同じ現象ですね)

「オッケーグーグルゥ〜♡」

語尾も伸ばし気味です。

そんなこんなでGoogle Homeを手に入れたおかんは、基本的に家でひとりでいるときに音楽をかけて使っているようで、ある日の朝、事件は起こりました。


久しぶりに実家に帰って過ごしていた休日の朝、私はまだ自分の部屋のベッドで横になっていると、リビングから聞こえてきたおかんのルンルン声。

〈以下実際のやり取り〉

母「オッケーグーグルゥ〜♡」


 「Xをかけてっ!」


G「かしこまりました。X JAPANですね。Spotifyから再生します。」

♫ジャン‼︎ジャカジャカジャカジャカジャン‼︎‼︎‼︎


(ん?おかんX JAPANとか聞いてたか?)

と思ったその時、慌てふためくおかんの声。

母「あ‼︎あ‼︎ちゃうちゃうちゃう‼︎ちゃうねん‼︎それちゃう‼︎オッケーグーグル‼︎オッケーグーグル‼︎とめて‼︎とめてぇ‼︎」


かけてほしい曲をかけてもらえず、そしてまさかの普段まったく聞くことのないメタルが流れ出しおかんプチパニック。そんな時でもGoogle Homeちゃん、いたって冷静です。

「いやお前がXかけろってゆーたやんか」と思ってもおかしくないですが、文句ひとつ言うことなく、言われた通りに停止するGoogle Homeちゃん。

母「はぁ、びっくりした。。オッケーグーグルゥ〜」

 「Xをかけてぇ」

(↑丁寧にもう一度ゆっくり言い直す)

またもや「X」を指示したおかん。指示通り再度、X JAPANの「X」を再生するGoogle Homeちゃん。

またもや慌てふためくおかん。

なんならちょっとキレてる。

んんん、なんやこの茶番劇?!

完全に目が覚めた私。

そして次の一言で、すべて解決するのです。


母「ちゃう‼︎ちゃう‼︎オッケーグーグル‼︎オッケーグーグル‼︎とめて‼︎とめて‼︎」

 「プリンセスプリンセスのXをかけて‼︎」



!?



G「プリンセスプリンセスのMのことでしょうか?はい、Spotifyで再生します。」



!!!!!!!



母「あ、うん♡それそれぇ〜♪」

↑またちょっと照れてる


ベッドの上で声出ましたわたくし。

プリンセスプリンセスのMかーい!


♫いつも一緒に〜い〜たかった〜

を聞きたかったんだね‼︎

消せないアドレスMのページね‼︎

おかん‼︎X やなくて、Mね‼︎‼︎
いやいや、アドレス帳に、Xて、どんな名前の人の登録なん‼︎

いやいやいや、待っておかん‼︎

そこまちがうぅぅ?!



朝一からひとりで突っ込みましたよ。そして同時にGoogle Homeちゃんのナイスアシストに感嘆です。は〜〜あなたはいつもこんなかんじで私の母のアシスタントをしてくださっているのですか?
ありがとうございます。お手間かけてますよね。心から感謝の気持ちでいっぱいです。お世話になってますほんと…。



ちなみにその後、セカイノオワリを聞きたかった母親は「セカイノチュウシンをかけて」とGoogHomeにリクエストし、ちゃーーーーんとGoogle Homeは、「セカイノオワリのことですか?」と間違えにすぐ気付いてくれていました。いや〜…凄いね人工知能。笑


君はおかんの最高のアシスタントだよ!!!!
ブラボー!!!ほんとにいつもありがとうね!!!!

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