LINE友だち追加広告 配信所感
「LINE友だち追加広告」をご存知でしょうか?
LINE広告のキャンペーンの目的を選択する際に「友だち追加」
を選択すると配信可能な広告のことです。
特徴としては、「LINEの友だち追加」が発生したときにのみ課金される
いわゆる「成果報酬課金」のため、
他のWEB広告でよくある「クリック課金」よりも、費用対効果が合わせやすい、ということが挙げられます。
WEB上でのコンバージョンが「LINE友だち追加」の場合は、
他のWEB広告よりも費用対効果の面で貢献してくれそうなイメージですが、
まだ挑戦したことのない方のために、
実際に配信を行った所感をお届けします。
ケースA
配信開始から17日で機械学習が終了し、
お預かりした広告予算を全て使用して、友だち追加を獲得しました。
機械学習期間は、1日平均4件程度の友だち追加
機械学習終了後は、1日平均22件程度の友だち追加
となっています。
特に機械学習期間中は平均4件といいつつも
毎日友だち追加があるのではなく、
追加されない日の方が多く、特定の日に友だち追加が固まる
といった動きになっていました。
ケースB
ケースAとほとんど同じですが、
予算、配信地域、最初のイベント単価の上限
いずれもケースAよりも小規模での広告配信です。
配信開始から53日で機械学習が終了し、
お預かりした広告予算を全て使用して、友だち追加を獲得しました。
機械学習期間は、1日平均2件程度の友だち追加
機械学習終了後は、1日平均35件程度の友だち追加
となっています。
こちらもケースAと同じく、
機械学習期間中は、毎日友だち追加があるのではなく、
特定の日に友だち追加が固まっていました。
ケースA、Bの比較により、
配信規模が大きいほど、機械学習が進みやすいことが伺えます。
具体的には、
オーディエンスサイズを大きく、
イベント単価の上限を高く、
設定することで、友だち追加が発生する機会が多くなり、
機械学習が進むものと思われます。
ケースC
他のケースと比較して、イベント単価の上限が低めで、
執筆現段階で、配信2か月目にして友だち追加数が16件となっており、
学習期間が終了していません。
広告表示回数に対する友だち追加数の割合は、
0.01%となっています。
配信開始直後に数件、友だち追加が発生しましたが、その後伸び悩んだため友だち追加率が改善されないか、広告文の変更を何度か試みました。
しかし、広告文の変更を行った当日及び翌日は、友だち追加が発生しますが、その後は、再び伸び悩むといった状況が繰り返されています。
広告文のコツ
LINEをはじめとするSNS広告では
設定する画像や動画がパフォーマンスを左右させますが、
LINE友だち追加広告に関しては、
画像と共に設定する広告文にひと工夫することも重要そうです。
そのひと工夫とは、
「友だち追加することでどのようなサービスが受けられるか」
を広告文のどこかに提示することです。
(もちろん画像内に掲出してもよいと思います。)
ケースAからケースCまで広告文に変化をつけてABテストしてみたところ
いずれも、広告文にひと工夫した方が優位となりました。
ケースAの広告表示→友だち追加率比較
ひと工夫あり:0.013%
ひと工夫なし:0.009%
ケースBの広告表示→友だち追加率比較
ひと工夫あり:0.0077%
ひと工夫なし:0.0020%
ケースCの広告表示→友だち追加率比較
ひと工夫あり:0.0197%
ひと工夫なし:0.0101%
まとめ
LINE友だち追加広告の配信所感をお送りしましたが、いかがだったでしょうか?
この3つのケースから
機械学習が終わるまでは、友だち追加が安定しない
オーディエンスサイズ、イベント単価の上限を高く設定すると機械学習が進みやすい
「友だち追加することでどのようなサービスが受けられるか」を広告で提示した方が友だち追加されやすい
といった特徴が見受けられました。
LINE友だち追加広告を始めたい方の参考になれば幸いです。
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