お店を持てるメタバースを作って1年

 いつもカミトコを有難うございます(´・ω・`)。こっそりアドベントカレンダーに潜り込ませようとしています。カミサマノイルトコロというワールド(通称カミトコ)の作者です。
 ところで突然ですが、カミトコででお店を持てるって知っていましたでしょうか?clusterのアップデートによって、ワールドクラフトアイテムやアクセサリーアイテムを販売できるようになりました。

 それで思いついたのは「カミトコにある商店街でクリエイターさんたちがお店を開いたら、よりメタバースっぽくならないだろうか?」ということでした。

まずは様子見としてカミトコ祭りで屋台を置いて見たのがはじまりでした

 そして3月からカミトコマーケットが常設されるようになりました。基本的には1~2ヶ月のスパンでカミトコの商店街エリアの空き店舗に商品を展示するというものです。

店内では6点ほどのアイテムが展示
アイテムをタップすると購入が可能に
屋台での販売も

やってみてどうだったのか?

 もともとカミトコは住むことができるメタバースの街としての一面もあります。どういうことかというと町の建物は基本的に内装まで用意されており、100以上の居住可能スペースがあります。住民となったプレイヤーはカミトコにログインした時に自分の住んでいる部屋からスタートすることになります。

アパートやマンションなどの集合住宅から一軒家までほとんどの建物の中まで作られています。

様々な人の訪れる街としてのワールドに様々なクリエイターさんたちの作品が販売されるというというのはなにかこうメタバースっぽく思えます。売り上げが上がっているかについては怖くて聞けないので不明です。ワールドの作者としても、来場者が増えたりする効果があったかもですし、相乗効果としてワールドで遊ぶ→アクセサリーをウィンドショッピングする→身に着けてまた別のワールドへ、といった流れがあったのならすごくメタバースっぽくて良いと思います。なので割とこの試みは続けていきたいと思ってますが、次項の大変だったことは課題なので解決していけたらなと思います。

大変だったこと

募集はそこまで・・でも地味に

 まずは毎回の募集ですが、これは大変というより応募が来なかったらどうしようor応募してくれたのに枠が足りなかったらどうしよう問題があります。枠が足りない問題はなので今では店舗だけではなく屋台も置いて割と上限なしにできるのですが、応募者がいないのではないかと考えると毎回胃が痛くなります

配置は割と大変、でも楽しい

 アイテムを置いて展示してみると割と表示場所が素っ頓狂な位置にあったりします。カミトコは容量の問題で更新に数時間かかるので変更は大変で、この修正は結構数日かけてゆっくり行います。軽いテストワールドで試せばよいってわかっているんですが目先の楽で工数を増やしてしまってます。ただ割とこの作業は好きというか、やっぱり商品をうまく展示出来たら嬉しいです。

継続と繰り返しが大変

 こっっれが結構大変です。やっぱり告知しないとたぶん人は集まらないですし、できるだけ色んなクリエイターさんたちも展示してほしい、けど同じクリエイターさんにもずっと展示してほしい、とかいろんな思いが出てきます。応募者がいないかも問題もありますのでその都度軽く胃が痛くなってしまうのと、あとはプライベートというか自分の仕事が忙しくなれば更新が疎かになってしまいます。実際、今年は秋から年末まで割と忙しくて9月以降の募集を掛けられていません。来年度はこのあたりを改善していかないといけないなぁと思っています。

対策案…あるかな(´・ω・`)

店舗料制度⇒却下

 手数料なものを取ればうまみが出るのでは?という意見もあったのですが、個人の意見として反対です。まず基本的に責任感がないので僅かでも頂けばより胃が痛んでやってられなくなります、末永いワールド運営には確かにお金というものは大切ですが、同時に緩さも大切だと思っています。なにより現在のカミトコの作者は工場で働くおっちゃんでして、日々の労働の中で得た給金から生活に充てるお金と時間を差し引いた余暇として活動している昭和価値観なんです(ただしこれは自分の価値観で、クリエイターさん達にはやはり活動の場を提供して新しい価値観で生きてほしいと思っています)。

オーナー制度…どうなのか

 お店一つにつき1人のオーナーが存在し、展示する内容を決めるというものです。つまりお店の運営権?とでもいうのでしょうか。自分のアイテムを売っても良いし、キュレーションとして好きなアイテムを置いてみたり、クリエイターさん仲間に声をかけてもらったり。つまりは結構大変な告知や募集について代わりにやってくれる人を探すという制度です。ただ想定できる問題点はいくつかあります。オーナーさんの忙しさやキュレーション能力、そしてオーナーさんとクリエイターさんとのトラブルリスクなど、わりと
簡単に解決というわけにもいかないかもしれません。

大変だけど楽しい、けど持続性を持たせるには仕組みを作っていかないと。

 まずはこの一年は試験的にということで、自分としては忙しくなる秋までは割とよかったと思います。来年は仕組化について取り組んでいきたいです。あとは告知や宣伝とかですが、実際のところカミトコでアイテムが買える・品ぞろえもある・入れ替わりもある、ということをどれだけの人が知っているのかな?という疑問もあります知ってました?
 
 最後に、今年一年カミトコマーケットに出店していただきましたクリエイターさんの方たちに本当に感謝です。少し一息入れて試行錯誤ですが仕組みを作れたらなと思います。

 ちなみに懲りずに年末年始の期間(クリスマス前~年明けちょっと)でのアイテムの展示販売を募集していますのでご希望の方は是非。
※申し込みの締め切りは12月15日までとなります。


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