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東京とダチ

ネットワーキングについて

自分がネットワーキングと呼んでいる行動があります。ネットワーキングをするとなぜかたくさんの友達ができたり、日本・海外に拠点ができたり不思議な効果がいろいろとあります。
ネットワーキングとはあなただけの蜘蛛の巣を張り巡らせることです。その蜘蛛の巣の張り方は、あなたの人生の足跡になります。

ネットワーキングをするとき、自分はインターネット及び知人の紹介を通じて様々な人に「あなたの話を聞かせてください」をやります。誠実な関心を寄せながら、「あなたの話」を聞きます。
人に会うときは「なぜ会いたいのか」という理由、正統性が必要になります。ここが意外とシビアで、忙しい人に「あなたに会いたいです」といってもなかなか会ってくれない。そこで重要になるのが正当性です。
頑張って生きていれば、そのがんばりに見合った正統性(正当性)が身につくし、必要な人にも会えるものです。がんばって正統性を身に付けましょう。

「あなたの話を聞きます」というのはツールのようなものです。
とにかくコミュニケーションを重ねることでお互いの魂を探り合うのが柊流ネットワーキングなので、コミュニケーションの量が稼げればなんでもいいのです。

そこで一つメタに、「自分が将来獲りたいポジション」を見据えたうえでネットワーキングをすることの重要性は強調しておくべきでしょう。
ジョブズの有名な言葉に"connecting dot"というものがありますが、あれは自分の過去を解釈・編集して自分なりの正当性を獲得しなさい、という意味だと自分は捉えています。過去は編集可能なので、connecting dotした過去をポジション獲りに使いましょう。
皆さんにもconnecting dotできそうなものはたくさんあるはずです。

東京という街

話は移りますが、東京は「欲するものにやさしく、欲さないものには厳しい」街だと思います。東京にはたくさんの目に見えない資源が埋まっていますが、その多くは埋もれてしまっておりなかなかアクセスできません。実際に、東京に住んでいる大学生はたくさんいますが、その何パーセントが俺より東京の資源にアクセスできているんでしょうか?
少なくとも、俺はそこら辺の大学生よりも「お金で買えないもの」in 東京にアクセスできているはずです。いまさら都内の大学に進学しておくべきだったなという後悔も芽生えてしまいますが、隣の芝生は青く見えるものなので場所に縛られず、今のポジションを最大化できるムーブをしていこうと思います。
何はともあれ、東京の人間の量でいえば世界の中でもピカイチなので、ネットワーキングをすることそれ自体は容易です。

そこでネットワーキングの一環として今回俺が行ったのは「読書サークルのオフ会を開催する」です。読書サークルには自分と同じような大学生が数名所属しています。オフ会と聞くとどこか「怪しい」ように思われますが、正直なところ令和5年の今の時代において「オフ会」が怪しいものとなってしまうのはネットワーキングの下手な人たちが過去にいろいろとやらかしてきたせいであり、今回の「オフ会」は大成功でした。

オフ会??


まず大学生同士でオフ会を「企画」することから始めました。
まず最初に5w1hを決めて、関係各所に実際の交渉を行います。

いつ→3/16に
どこで→日暮里で(エデンで)
だれが→オンラインコミュニティの大学生が
なにを→オフ会を
なぜ→友達を作るために
どのように→ボドゲとバーを通じて

「三ツ星スラム」という文脈があるので毎週日曜日の夜、数時間の準備だけで1か月ほどあれば実施可能でした。だいぶ簡単。会場としては「エデン日暮里」を使用させてもらいましたが、初回実施の会場としては適切な選択だったと思います。スラムの名前を使うと非常にスムーズに説明が進むので。

当日は自分が持ち込んだクラフトビールやその他日本酒などなど・・・メニューが豊富で、自分が前日にエデン神田に顔を出して、結果的に集客したような形になったことからも平日の夜にしてはだいぶ盛況のバーとして終わりました。

東京にはたくさんの魅力的なお店がありますが、お客さんが来ないことには始まらないので身内ばかりだったとしてもあれだけ集客できたことは結果的にだいぶプラスに働いてくれたなと思います。

今回のバーのコンセプトは「お前とダチになる」でした。
主役となる「誰か」がいるタイプのイベントではなく、「場そのもの」を提供するタイプのイベントだったため、「どんな人が来そうか?」、そして「その場で何ができそうか?」という2点がだいぶ重要でした。

個人的には「持たざる大学生がどのようにネットワーキングしていくか?」という文脈の中で行ったイベントだったため、「ダチを連れてくるとチャージ料は1組あたり1000円になる」=友達が多い方がお得、という設計にしてみました。ネットワーキングをする際には「友達の友達」という三角関係を重視するべきなので。
今気づいたのですが、これ「友達を持たざる大学生」にはキツイ設計ですね。そんな君はまず朝の挨拶から始めよう。

以前、自分は「大学に来たら運がよくなった話」という記事を書きましたが、今回のネットワーキングin Tokyo ダチバーは「運をよくする」という指針を一つレベルアップさせたものに該当するでしょう。

この記事を書いた2022年時点の僕は「なんとなく」運がよくなりそうな行動をとっていましたが、この一年を通じて「運をよくする」という行動指針が「ネットワーキング」という言葉に置き換わり、その効果と手法を確立しつつあります。これはもはや指針ではなく一つの具体的なツールとして役立つし、常に何かを行うときはネットワーキングを伴わせることで謎の力(関係性)によって進捗が100倍速くなるはずです。
そうすると、専門分野におけるカンファレンスで登壇する機会が巡ってきたり、思わぬコラボレーションも発生することでしょう。

ネットワークのもたらす効果

ネットワーキングには指数関数的にその費用対効果が増す性質があるので、おそらく閾値(ある関係人数)を超えると「ハブ」と呼ばれる人にあなたはなることができます。
つまり「ああ、〇〇の人ね」というのがネットワーキングしている分野において発生します。

こうなればわざわざ「あなたは何者ですか」という説明をいちいち他人にする必要もなくなってくるし、少なくとも多くの人にとってはそこまで怖い人ではなくなるはずです。

そうなれば初対面相手でも「私は危ない/こわい人ではありません」ということを証明するコストが大幅に削減できるため、お互いにとってだいぶハッピーになるはずです。

会社というものが取引コスト削減のために存在することを考えると、ネットワーキングは将来的な人間関係の構築コストを削減するための行為であるとも言えます。もしあなたが個人で何らかの活動をする際は取引コストの削減にも役立つでしょう。

そういうことで今回東京で行ったネットワーキングは大成功だったし、「ああ、前にエデンでバーやってた人ね」という印象を少なくとも関係者に与えることは成功したので、次回からの取引コストは大幅に削減されているでしょう。

こんなメタい話ばかりしてしまいましたが、オフ会それ自体は非常に楽しかったし、未来を切り開いていこうとする同世代の知り合いが増えたことそれ自体がとてもうれしいです。まあ、また数か月後に会おうな、と言える関係性を全国・全世界に作れるこの喜びをみんなで分かち合おうな。

おわり



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