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第一回:引継打ち合わせ

< 退職まで 34 日 >(実質 12 日)

●引継ぎ打ち合わせ

ようやく、ようやく引継ぎの打ち合わせが行われた。結果から言うと、私の受け持ちは73項目中44となった。外見上だけでも数が減るのは良いことである。

とはいえ、これらは12月も私が副業という形で関わる場合の話になる。

本当に副業をする場合のこちらの条件を提示したが特に反応がない。数時間経って来た回答は「週末に協議して来週再度話し合いがしたい」という内容。

まあ、そうだろう。

こちらの提示した条件は、物理出社不可、緊急対応不可、基本月額料金と別料金表といった基本的なものではあるが、かなりの無理を言っている。

何度でも言うが、基本的に私は現社での副業はしたくないのだ。

こちらの条件が飲めないということであれば、私はそこでお役御免である。それで良い。そうなってくれるよう、働きかけていきたい。

●現場の雰囲気

引き継がれる現場はどうかというと…不思議なくらいギスギスしていない。

通常であれば、以下のフローでギスギスするはずなのだ。

退職者が出る
 →引継ぎが行われる
  →給料が増えないのに仕事が増える
   →ふざけんな
    →ピリピリ・ギスギスする

どうせこのままコイツは副業するはずだという認識と、水面下ではみんな転職活動していることによる緩やかな雰囲気が流れている。本来はおかしな話ではあるのだが…などと首をひねってる間に他部門からポロポロと退職者が出てくる。

売上が劇的に下がり、給料や賞与がカットされ、緩やかに退職者が増えるというのは経験したことがある。が、今回のように、毎月毎週ボロボロと退職者が増えるというのは初めての経験である。

それでも、会社は存続するだろうとはおもう。思うが ― これからどうなるのだろうと想像するだにうそ寒い、が、冷たいようだが私はもう関係ない人間になるのだ。

●残作業

 済: 退職を伝える
 済: 退職日の交渉(11月末決定)
 済: 退職届再提出
 済:引き継ぎ提案
 済:引き継ぎ準備スタート
 済:業務のリストアップ
 済: マニュアルの作成
 済: 情報の整理と一元化
未済:社内へのあいさつ回り
 済:社外へのあいさつ回り
 済:転職後の業務内容の打ち合わせ
開始:副業契約内容取りまとめ
調整:社長への挨拶

本日、私の古巣の部署にも退職が伝えられた。特にリアクションがない。無いのであればそれに越したことはない。たのむ、このまま円満に逃げ切らせてくれ…。

また、社長への挨拶については自分で調整せよという大変におおらかな指示が来た。早速チャットで打診しようと思うのだが…

1)なんで直接言いに来ない!
2)メールでアポを取れ!

とどっちのパターンで怒鳴られるのだろうかと想像しながら眠ることにする。

あともう少し…。

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