見出し画像

コーヒーに魅せられて


コーヒ―初体験


コーヒーの初体験は小学校4年生だったと思います。夏休みの宿題をしていた午後、母が透明のコップにインスタントコーヒー少量と、山盛り一杯の白い砂糖を入れお湯で溶かしました。

母がインスタントコーヒーのびんを回すと、「カッチ」という音と一緒に今までかいだことのない香りが鼻の奥までいきわたりました。大豆を炒ったような香ばしさと、少しにがいような空気が漂います。

去年の夏のカルピスとはまったく違う、大人になった感じの午後。

お湯で溶かされたコーヒーに牛乳をなみなみと注ぎ入れます。どろどろした黒い塊の上に、白い牛乳が鎮座します。スプーンで混ぜると氷がコップにぶつかる軽やかな音と並行して白い液体が混じり、グラデーションを作って行きました。

ひとくち飲むと、甘い牛乳の味。コーヒーの味はしなかったのです。そりゃそうですよね。コーヒーは少ししか入れなかったんですから。

はじめてのコーヒーの感想は、牛乳って砂糖を入れると美味しいのね、でした。


韓国のコーヒーはミックスされてた


韓国に来て驚いたことはいろいろありましたが、コーヒー文化にもビックリでした。

昔?(15年前)はコーヒーといえば、ミックスコーヒーのことでした。粉コーヒーと砂糖とミルクがスティック状の袋に入っています。

このスティック1本にすべてが入ってます。だからミックスコーヒー。お湯100mlで溶かして飲むんですけど、めちゃくちゃ濃くてあまーい味。

おじいさん、おばあさんも食後にこのミックスコーヒーを3口ぐらいで、イタリアのエスプレッソを飲むようにグイっ飲むんですよ。それも紙コップで。

それでどこかに行くと、必ずこのミックスコーヒーを出されるんです。最初は恐る恐る飲んでましたけど、動物って環境になれるんですね。1か月後には飲んでました、私も、グイっと。

コーヒーの飲みすぎが気になり、コーヒーをやめたこともありましたが、カフェイン中毒離脱症状の経験があります。


韓国カフェは飽和状態


カフェ文化がここ数年、急上昇で発展している韓国。うちの周りも歩いて10分圏内にカフェが7軒もあります。(個人経営2軒、チェーン店5軒)少し歩いたらスタバも。

コーヒ―1杯が150円の店から500円の店まで、幅広い値段設定。

つぶれないか、心配しちゃいます。

そして韓国の若者は冬でもアイスコーヒー飲んでます。ロングのダウンコート着て、歩きながら氷の入ったアイスコーヒー。見ている私の方が寒くなってきます。

「体、冷やさないでー」特に女子に言いたい。

おばちゃんです。余計なお世話が焼きたい。


ドリップコーヒーから抜け出せない

ドリップコーヒーって何が良いって、味に深みがあるし、何より香りがインスタントとは比べ物にならない。一度、ドリップの味を知ったらインスタントのコーヒーがおいしく感じられずに、今に至っています。

朝の1杯にための早起き。

豆から挽くと、もっとかおり深く、美味しいは分かっています。分かっているので、そこにはあえて手を出さないようにしています。

これ以上、コーヒーにはまったら沼です。

中毒にならない程度に、程よい距離感でこれからも付き合っていきたいです。と、3杯目のコーヒー飲みながら書いてます。


















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?